先日すごい盛り上がりを見せた自民党総裁選で感じたことを書いていきます



当初の予想では本命は河野太郎氏で、対抗は岸田文雄氏で大穴の台風の目は高市早苗氏というのが、世間やマスコミの予想だったと思います



今回の総裁選の特徴は、テレビや新聞のオールドメディアは河野太郎氏を支持して、ネットは高市早苗氏の応援ですごく盛り上がっていました



この状況で私に予想は、河野太郎氏と岸田文雄氏と高市早苗氏の三つ巴の状況で、何かが起きると状況はすぐに変わるという予想で、強いていえば本命は河野太郎氏で対抗は岸田文雄氏で高市早苗氏は勢いで突き抜ければ勝てるというものでした



そして総裁選は、河野太郎対高市早苗の雰囲気になり、高市早苗を支持する保守の過激派が河野太郎氏を叩きまくる雰囲気になりました



河野太郎氏は、Twitterですぐにガンガンブロックするので、ブロック王と呼ばれてかなり嫌われていたのも原因だと思います



本来なら余裕があるはずの河野太郎氏は、石破茂氏と小泉進次郎氏が応援についたのはマイナスだったと思います



また河野太郎氏は、菅義偉総理も支持して神奈川県の議員の連合みたいな感じになって、「横浜自民党」と呼ぶ人もいました



この連合を組んでの戦略が、自民党内の議員に支持されなかったと思います



さらに河野太郎氏は、官僚へのパワハラ動画やテレビ討論での横柄で傲慢な態度も話題になって、イメージがかなり悪くなったのも大きかったと思います



そして極めつけは、河野太郎氏の親族経営の日本端子と中国共産党のつながりの話が出たことで、これによって一気にすごい逆風が吹きました



一方の高市早苗氏は、Twitterで私と相互フォローの保守の有名なインフルエンサーが、高市早苗氏が総裁選に出るということで、復活して盛り上がりました



Twitterは、私のフォローしている人が保守系の人が多いのもあって、高市早苗氏の応援がすごい状態です



ただ保守の人達は気合が入りすぎて、総裁選の他の候補者を叩きまくる状況が、かなり出てきました



この状況には高市早苗氏や小野田紀美氏がツイートでやめるように苦言を言う展開になって、かなり反発を招いたと思います



状況は河野太郎対高市早苗の熱いバトルの展開で、岸田文雄氏はマイペースで着実に活動して、野田聖子氏はかき回す役割だったように見えます



自民党内の構図は、河野太郎氏の石破茂氏や小泉進次郎氏や菅義偉総理の連合に対して安倍晋三前総理大臣が担いだ高市早苗氏という構図で、二階幹事長も暗躍する熾烈な争いになりました



そしてこの総裁選を大混乱させたのは、私が前にブログで書きましたが、3期以下の当選回数の若手議員連合です



3期以下の当選残って若手議員達は、ドブ板など地味な支持者集めを地元でしていなかったので、総理大臣の支持率が自分達の当選に大きな影響を与えます



彼らは総裁選の世間の支持の変化に敏感で、今回は派閥の縛りがほとんどない総裁選だったのもあって、若手議員達の票はすごく読みにくかったと思います



この状況で失速する河野太郎氏と追い上げる高市早苗氏にマイペースの岸田文雄氏という状況で、投票日になりました



そしてこの三つ巴状況で、決選投票になるのはほぼ避けられない流れになったので、高市早苗と岸田文雄氏が決選投票で連合を組む流れになりました



これは河野太郎氏の日本端子と中国共産党の話があった為に、河野太郎氏の当選を避けようとした流れで進んだ話でした



投票日直前で私は決選投票のこういう話もチェックしていたので、岸田文雄氏が当選すると思いましたし、今の自民党にはそれがベストだと思いました



そして投票日が来ましたが、第一回目の投票結果は岸田文雄氏が党員票が110で議員票は146の合計が256票で第1位、河野太郎氏は党員票が169で議員票が86の合計が255票で第2位になり、この2人の決選投票が決まりました



高市早苗氏は、党員票が74で議員票が114の合計が188票で野田聖子氏は党員票が29で議員票が34票でした



この第一回目の投票で、印象的なのは党員人気がある河野太郎氏と議員票が岸田文雄氏に次いで2位の高市早苗で、河野太郎氏の議員票の少なさです



そして決選投票では、第1位は岸田文雄氏で議員票が249で都道府県票が8の合計257票で第2位は河野太郎氏で議員票が131で都道府県票が39の合計170票で自民党の新総裁は岸田文雄氏に決まりました



この結果を見ると議員の人気の差が結果につながった印象で党員人気は河野太郎氏が地方を中心にありましたが、議員人気は岸田文雄氏が圧倒的なで勝ったという印象です



この総裁選の結果は自民党にとってベストに近いと思いました



河野太郎氏が当選では、保守の人達の支持がなくなりますし、高市早苗氏が当選では実績や基盤を見ても時期尚早で短命に終わると思います



岸田文雄氏が当選が高市早苗氏と連合を組んで当選したことによって、高市早苗を官房長官など要職に起用すれば、保守の人達の支持を集めれます



派閥の基盤がキチンとしている岸田文雄氏は、安定感では候補者の中で一番ですし、高市早苗氏も総裁選で見事実績を残せたので、新政権で要職を経験すれば次期総理大臣候補の最有力になります



私は今回の総裁選では、当初は衆院選を考えると高市早苗氏が一番票を獲得できると思っていましたが、この形の方がいいかもしれないです



そしてあとは岸田文雄氏がどういう組閣をするか重要で、今組閣が進行している最中なので、次の記事では組閣の感想を書くのでよろしくお願いいたします