竜王戦は3勝3敗のフルセットにもつれ込みましたが、最終局に広瀬八段が見事に勝利して、広瀬新竜王が誕生しました

一方の羽生永世七冠は2連勝の好スタートでしたが、後半は逆転負けが続き残念ながら竜王位も失い27年ぶりの無冠になりました


今回の竜王戦で気になったのは、羽生永世七冠の逆転負けの多さで終盤力に陰りが見えてきたのか?不調なのか気になります


また今のプロ棋士の将棋は、羽生永世七冠が昔言った「高速道路理論」という一定の場所まではデータで研究して一気に行けるけど、その後が大渋滞でそこを抜けれる力が重要と言った話から、さらに一方進んでいる印象です


それは今はプロ棋士よりずっと強い将棋ソフトがあるので、この将棋ソフトというカーナビを使って大渋滞を抜ける能力が重要なレベルになりました


この将棋ソフトを有効活用することは、若手のプロ棋士ほどうまいでしょうから、プロ棋士もどんどん若手が有利になりますし、豊島2冠とかはまさに有効活用してさらに強くなった印象ですが、豊島2冠の場合は将棋ソフトとの対決に電王戦に出場したので、これは当然の権利だと思います


そしてこの状況の将棋界で羽生永世七冠の復活はかなり厳しいと思いますが、私個人ではそれでも羽生永世七冠の復活を期待したいです


羽生永世七冠には、これまで将棋界の代表としてメディア仕事やイベントや講演会など沢山してきましたが、それを最低限にして将棋に集中して、新しい研究法などで復活を目指してほしいです


昔に故米長永世棋聖が49歳で名人獲得の偉業がありましたが、その時代とは将棋のIT化が進み、プロ棋士よりずっと強い将棋ソフトの存在もあるので、羽生永世七冠の復活は大変ですが、それでも期待したいです


そしてプロ棋士の将棋は、これから将棋ソフトの研究によるコピー化が進むでしょうから、将棋ソフトの指し手をいかに暗記するかの勝負になるので、将来的にはプロ棋士の存続問題が出てくると思います  


今日は最後に竜王戦で死力を尽くした2人にお疲れ様ということでこの記事を終わりにします