大相撲の日馬富士の貴ノ岩への暴行事件がキッカケとなった、貴乃花と公益暴力団の相撲協会の抗争は、貴乃花の部屋の取り潰しと追放に貴ノ岩の提訴取り下げと貴ノ岩側の惨敗で終わりました


この問題は暴行事件が発生した当時に私もツイッターで貴乃花側の応援で絡んでいましたが、貴乃花ファンの感覚についていけなくなり、早々と離脱しました


結局この抗争は、相撲協会やモンゴル力士互助会と貴乃花側では、勝負に対する執念やシビアな考え方の差が大きく当然の結末だったと思います


おそらく貴乃花側は貴乃花本人も貴乃花ファンも相撲協会やモンゴル力士互助会が、「平成の大横綱」のスーパースターだった貴乃花を本気で潰しに来るとは思っていなかったと思いますし、周りが貴乃花の味方に絶対なって助けてくれるという甘い見通しがあったと思います


その辺りの貴乃花側の甘さは私もツイッターで実感していて、貴乃花の神格化もすごく正義は周りが絶対勝たせてくれると思っていたと思います


まあ貴乃花は相撲村のサラブレッドでおぼっちゃまなので、権力争いで勝ち上がった相撲協会の八角理事長を中心とした執行部や他国から来て横綱を大量に誕生させたモンゴル力士互助会とは、ハングリー精神やシビアな考え方が違いすぎたと思います


私も貴乃花部屋の取り潰しまでやってくるとは思っていなかったですが、これは貴乃花や貴乃花ファンも部屋の取り潰しまでされると思っていなかったと思いますので、貴乃花は部屋の取り潰しや追放の動きがあった時にパニックになってフリーズしたと思います


私は将棋の事件の経験から、貴乃花側が勝つには相撲協会を潰す覚悟で本気でやらないと負けると思っていましたが、貴乃花や貴乃花ファンは綺麗事に酔ってその覚悟がなく、クーデター首謀者として貴乃花は追放されたのを見ると、いろいろ貴乃花側の甘すぎる考え方を感じます


そして貴乃花に相撲村での味方が少ないのも致命的で、まさにこれまでの貴乃花の相撲人生の集大成になりました


ただ貴乃花にまだ逆転の可能性がないわけでなく、来年の参院選に自民党から出馬して当選すれば、状況が逆転する可能性があります


貴乃花の人気なら参院選で出馬すれば、当選の可能性が高く、議員になれば官僚に命令することも可能で相撲協会の改革の圧力をかけることができますし、相撲協会にとってそれが一番怖いのは、出馬の噂が出た時の執行部の態度でわかります


そこまでの覚悟が貴乃花にあるのか?それとも今まで通り綺麗事の正義や神格化された自分に酔うのか、貴乃花にとってこれからが正念場だと思います


今後の貴乃花に注目しています