今の将棋界は羽生永世七冠や藤井七段のブームで順調のように見えますが、一方でプロ棋士の将来に影を落としてきたように見えます


これまでプロ棋士とは将棋の強さが絶対でしたが、将棋ソフトがプロ棋士に比べてはるかに強い存在になったので、プロ棋士達は軒並み将来ソフトを使って研究するようになると思います


棋譜の研究もデジタル化ですごく効率的になりましたが、これからは正解の指し手を将棋ソフトで確認する時代になり、将棋ソフトをうまく研究に使ったプロ棋士が強くなると思います


そうなると行き着く先はプロ棋士が将棋ソフトと同化を目指すことで、いかに将棋ソフトと同じ指し手を指すかの勝負になってきます


さらに渡辺棋王や久保王将が三浦九段に冤罪事件を起こしましたが、将棋ソフトの不正も将棋界はムラ社会の人治主義なので協力者がいればやりたい放題になりそうです


極端な話をすれば将棋ソフトの指し回しをプロ棋士がやっている状態になって、 同じような将棋が増えるでしょう


これまでプロ棋士の対局の魅力は人間的要素が現れる部分でしたが、そういう人間的要素が残っていたら勝てない状況になるでしょうから、将棋の面白さが半減しそうです


また将棋ソフトがどんどん進化して、まだまだ時間はかかるでしょうが、将棋が解析されて必勝法が発見されるかもしれないです


私はプロ棋士が将棋ソフトに近づきすぎるのは、危険だと思いますが活用した人が勝てるのであれば、プロ棋士は生活がかかっているので使うと思います


将棋ソフトがこれだけプロ棋士より強くなったのなら、どう向き合うかや不正防止のキチンとした規則が必要になってくると思います


今後の将棋界がどうなるか注目です