2日に行われた将棋のA級順位戦最終局は大混戦のA級順位戦を象徴するようなドラマチックな結末になりました


私が注目していたのは、もちろん渡辺棋王対三浦九段の降級を賭けた対局で2人の因縁を考えるとこの状況での対局は注目するのは当然です


あの事件からを見ると三浦九段は見事に立ち直って、勝率も将棋の内容も素晴らしく、吹っ切れて将棋に集中している印象です


一方の渡辺棋王はずっと不調で、勝率も低く竜王も失いA級順位戦も降級争いをしていて、本人もブログで不調と書く状況です


この対照的な2人の対局は三浦九段が先攻してから終始ペースを握って優勢になり、そのまま押し切った内容で勝って見事に残留を決めました


一方の渡辺棋王は今を象徴するような不出来な1局で深浦九段が久保王将に勝ったので降級が決まりました


渡辺棋王はあの渡辺棋王の三浦九段の冤罪事件以来不調が続いている結果で、個人的には年齢を考えてもいきなりここまで弱くなるのは不自然な気がします


渡辺棋王の盤外戦術のフットサル互助会や将棋ゴロ達の暗躍などが、あの事件以来いろいろやりにくくなったのと批判が集中して精神的ダメージが大きいのが原因だと思っています


渡辺棋王は今戦っている棋王戦で負ければ、ただのB級棋士になる状況でいろいろ正念場ですが、あの事件のケジメをつけていない状況は渡辺棋王的にも中途半端でよくなく、精神的なモチベーション低下は続きそうです


渡辺棋王の盤外戦術はあの事件を見ると日常化していたので、果たしてこれまでの実績はガチンコ対局だったのか私は怪しいと思っていて、これから渡辺棋王のガチンコの実力がわかる正念場だと思っています


また挑戦者争いの方も久保王将と豊島八段が負けて、挑戦者の可能性がある佐藤九段、広瀬八段、稲葉八段が勝ったので羽生竜王も含めて6人のプレーオフになりました


この結果は対局がなかった羽生竜王も驚いたでしょう


ただ従来の考え方では6勝4敗という成績での挑戦は、勢いを感じなく名人獲得は厳しそうですが、佐藤天彦名人も渡辺棋王並みの勝率で不調なのでこれはわからないですね


佐藤天彦名人も不調なのを見るとますますフットサル互助会の疑惑が深まったと思います


また羽生竜王にとってはタイトル獲得100期目が名人の可能性があり、ファンの期待がすごいと思います


今年のA級順位戦は面白すぎましたね。三浦九段は素晴らしかったですしこれで疑惑が完全に晴れたと思います