大相撲の貴ノ岩の殺人未遂事件から始まり、トップ行司のセクハラ騒動、力士の無免許運転の事故、春日野部屋の暴力事件隠蔽などいろいろあった後の貴乃花親方が落選した理事選、そしてテレ朝の貴乃花親方の独占インタビューが先日あり、この騒動も次の段階に進みそうです
まず相撲協会の自浄作用はこれまでの対応を見ると、相撲利権にどっぷりの池坊保子氏や危機管理委員会の高野氏や相撲利権マスコミの態度を見ても酷く、不祥事の時の理事達が理事選で再選したのを見ても全くない事がわかります
そして貴乃花親方ですが、テレ朝の独占インタビューで相撲協会への報告をキチンとしていたの、貴ノ岩が頭蓋骨骨折の大怪我だったのも放送されていいタイミングでの反論のなったので支持者は増えているようです
貴乃花親方にとって理事選で落選は想定内の結果に見えますし、今は貴ノ岩のフォローに忙しい上に部屋から新関取が誕生し関取衆が結構増えたようなので理事選出馬は理事選に注目を集めて、さらに相撲協会の酷い実態を晒す目的に見えます
貴乃花親方のファン達は貴乃花理事長待望論が多いですが、今の状況の相撲村で理事長になって、相撲協会、相撲村の改革をするのは難しい上に命の危険もあるので、ここで一歩引いたのは正解だと思います
この不祥事でも三月場所もチケットが完売の満員という事で相撲脳ファンにとって不祥事は関係なく、むしろピンチの相撲協会を支えなければならない使命感とかもありそうです
ただ一方で相撲協会は公益法人であるので一連の不祥事とその対応の酷さは公益法人剥奪が相応しく、NHKから年間30億円も受信料がいろいろ使われているという話もありますが、NHKが公共放送を名乗るならこういう組織に受信料が使われるのはマズイと思いますし相撲放送もほとぼりが冷めるまで止めるべきでしょう
また両陛下の天覧相撲も今のままの相撲協会なら永久取りやめが相応しく、自称国技のブランドが大相撲を特別なものにしていましたが、それも今のままでは無くなるでしょう
そして相撲協会は過去に時津風部屋の新弟子リンチ殺人事件があって、さらに八百長騒動もあって不祥事を過去に何回も起こしていますが、今回の不祥事連発と相撲協会の対応の酷さは監督官庁の文科省はかなり厳しい処分と第三者調査機関による真相究明が必要でしょう
ただ相撲協会は右左勢力から与野党や法曹界に警察やマスコミなどいろいろ繋がりもあり、利権もあるので文科省は動くかどうか微妙です
それでもここまで不祥事が発覚して相撲協会の対応が酷過ぎれば、野放しというわけにはいかないでしょう
相撲協会は存続の危機で今後の展開に注目しています