昨日一昨日は竜王戦第4局が行われて、羽生棋聖が勝ち、3勝1敗と永世竜王と永世7冠に王手をかけました


この将棋は相矢倉の出だしで先手の渡辺竜王が藤井矢倉(▲7八金を省略して囲いを一手省略する指し方)を狙い、羽生棋聖が攻めるという展開で7筋からの羽生棋聖の猛攻が成功した展開になりなりました


渡辺竜王の金銀は吹っ飛ばされ、攻めが成功した形でしたが、決め手が意外と見つからないという感じだったのですが、羽生棋聖の寄せの妙手順を見て解説者もツイッターで実況していた人も痺れました


羽生棋聖の△8八金〜△3六桂〜△4八銀〜△6八飛車の妙手順が渡辺竜王の玉を挟撃体制にして上部脱出を防ぐ絶妙の手順でトッププロ棋士の解説者もツイッターの実況していた人達も衝撃を受けました


この△8八金は一見ぼやけている手で解説者も疑問手扱いで渡辺竜王にチャンスが来るかもという感じでしたが、羽生棋聖の飛車取りを放置に△3六桂〜△4八銀が妙手で前の△8八金と合わせて見事な挟撃体制を構築しました


そして渡辺竜王が飛車を捨てて上部脱出に望みをかけますが、用意の△6八飛が決め手となり、羽生棋聖の圧勝で凄く盛り上がった面白い将棋でした


本当に羽生将棋は面白く、まだまだ第一線で活躍してほしいと思いました


渡辺竜王の三浦九段の事件でケチがついた竜王戦を羽生棋聖が立て直しに来たという感じで、羽生棋聖の気合いを感じる1局でした


羽生棋聖は最高ですね