伝説のプロボクサーのモハメド・アリ氏が亡くなりました。日本ではアントニオ猪木氏との伝説の異種格闘技戦が有名です


私はモハメド・アリ氏のアントニオ猪木氏との異種格闘技戦はまだ子供だったのであまり記憶にないのですが、試合後にすごく批判されていたのは少し記憶にあります


今はYouTubeや著書などでこの伝説の異種格闘技戦の裏事情が語られたり、日本で総合格闘技が流行ったこともあり、この試合はかなり評価されるようになりました


今の私のこの試合の感想はよく日本で実現させたということでその当時のモハメド・アリ氏はアメリカのプロボクシングの現役の世界王者でしたし歴代でもカリスマの世界王者だということを考えるとさらにすごいことでした


モハメド・アリ氏はビックマウスで有名でしたがこれもファンサービスだったでしょうからアントニオ猪木氏が挑戦してきても当初はあまりやる気がなかったと思いますが、アントニオ猪木氏や新日本プロレスがよく実現させたと思います


さらに試合が決定して来日したと記事もアリ陣営は多額のファイトマネーを稼げるエキシビションマッチだと思っていたらしいのでショーの試合ならいいかという感じだったと思います


それがアントニオ猪木側は真剣勝負のガチンコをやる気満々だったのでアリ陣営は真っ青になって焦ったと思いますからルール問題で大揉めしたのも当然だったと思います


アメリカのプロボクシングのヘビー級の世界タイトル戦はビックマネーが動く試合でましてカリスマ性の高いモハメド・アリ氏の試合ならすごいビックマネーが稼げる試合なのでアリ陣営は殺気だったのも当然だったと思います


一方の新日本プロレス、アントニオ猪木氏側はとにかくモハメド・アリ氏をリングにどんな条件でもあげて試合を実現させなければならなかった背景がありました


結局この試合はアントニオ猪木氏が手足を縛られるがんじがらめのルールでの試合になって世紀の凡戦と言われましたが、あの緊張感は真剣勝負のものだったと思います


この試合でアリ陣営はセコンドがピストルを持ち込んでいたという話もあり、アントニオ猪木氏がルールを破って暴走したら何が起きたかわからない試合であの結果がこの試合の落としどこだったと思います

この試合で新日本プロレスは多額の借金を作り、それがアントニオ猪木氏の異種格闘技戦の連発につながり、それが大人気で盛り返すという副産物も生みます


またこの試合でモハメド・アリ氏とアントニオ猪木氏の友情が芽生えてその後の付き合いが始まったのも良かったと思います


モハメド・アリ氏はプロボクサーとしてもすごかったですが、黒人差別で金メダルを捨てた逸話やベトナム戦争での兵役を拒否したりそのイデオロギーがカリスマ性を高め伝説のプロボクサーにしました


このような伝説のプロボクサーが亡くなったのは寂しく御冥福をお祈りします