明日自民党が野田首相の問責決議案を提出しますが、最悪に近いタイミングだと思います。先日自民党と公明党を抜かした野党が内閣不信任案を提出した時に自民党は議員に欠席をさせました

この内閣不信任案は消費税増税法案の可決を阻止するという大義名分がありました。その時に自民党は公明党と民主党と3党合意を結び消費税増税法案を可決させる動きをしました

本来内閣不信任案や野田内閣の問責決議案は提出するのに大義名分が必要です。今回の自民党の野田首相への問責決議案はタイミングが遅いのと大義名分がなく政局のためにするように見えます

また韓国の大統領の竹島問題や天皇陛下侮辱発言や親書返送で野田内閣が追い込まれて、韓国へ経済制裁など厳しい対応を表向きにやろうとしているタイミングでの野田首相への問責決議案は韓国を救済しているように見えます

もし問責決議案を出すなら野田内閣がモタモタした最初に迅速に提出するか野田内閣の動きを確認してから提出した方がよかったでしょう

結局これは自民党の谷垣代表や石原幹事長の政治センスが絶望的にないということです。政治は政局を読みタイミングを図り動くのが政治センスですが、これが自民党執行部には絶望的にない印象です

また谷垣代表や石原幹事長が民主党の消費税増税法案や内閣不信任案に造反した議員への処分に批判をガンガンしましたが、これは見苦しいです。一方で自民党 は内閣不信任案の欠席に造反した議員を処分したのは情けないでしょう

いつも参議院では自民党が野田内閣に凄まじい追及をして追い込み、問責決議案で大臣を何人も辞任に追い込んでいます。これで内閣不信任案の欠席は議員達は納得できないし国民もおかしいと思います。自民党参議院から批判が出るのも当然です

この谷垣代表の執行部の行動は長老議員達の介入の所為なのかもしれないですが、本音では民主党と公明党との3党合意からの大連立をしたいという話が見え隠れしています

自民党は今回の野田首相への問責決議案に至るまでの3党合意や消費税増税法案賛成で衆院選の票をかなり逃したと思います

明日がどうなるか注目しています