最近書店に行けばサムスンや韓国を絶賛して日本は見習えという本が増えてきたのには違和感を感じます。まあ韓国でも中国べも台湾でもうまくいっている企業に日本は見習うことは大切だと思います

私が違和感を感じるのはサムスンが独自のやり方で成功しているような書き方が多いことです。私から見ればサムスンはジャック・ウェルチ時代のGEをかなり参考にしていると思います

私はジャック・ウェルチ氏を経営者としてすごく評価して、ある程度勉強させていただいたので、サムスンの経営の本を読んでよく似ていると思いました。

だからサムスンや韓国の独自というより、アメリカ型グローバル大企業の経営方法だと思います。これはマッキンゼー出身のIBMのルイス・ガードナー氏も似たような経営方法を行っていたのでシステム化をある程度されていると思いました

日本企業側から見ればこういうアメリカ型グローバル大企業経営法をなぜもっと使わないのか、疑問に思いました。

日本の大企業の経営者は創業者を抜かせばサラリーマンの出世の終着駅で「経営のプロ」「プロ経営者」という人材がいないのかもしれないです

サムスンは危ない時期に今の経営者が壊れる寸前まで追い込まれて、かなり努力をして今の素晴らしい経営になりました。日本企業も見習うべきところは多いですが、それならアメリカ型グローバル大企業経営をもっと見習うべきでしょう

結局危機感の差が大きいのかなと思いますが、日本も昔は松下幸之助氏や本田宗一郎氏など素晴らしい経営者がいましたから日本人が劣るというより、やり方がマズいのかなと思います

日本企業の復活を期待しています