私は今回の東日本大震災や福島原発が地方主権の道州制に移行するキッカケになればと思っています

この中央集権システムは今の時代には合わなく、日本の地方弱体化の原因になっていると思っています

もちろん中央官僚達は自分達の存在意義に関わるので、改革に対してものすごい抵抗をするでしょう。官僚は「お金と権限」を握っているから強いのです

しかしこの変化の早い時代に中央集権システムは合わないし地方の骨抜き状態がひどい状態です

実は中央集権システムは地方公務員にとっても楽なシステムで国からの補助金や地方交付税を分配して運営するだけで、責任は国に押し付けれて安定した立場だからです

だから地方の街が衰退してボロボロになっても地方公務員には関係ないシステムで彼らが真剣に地方を考えにくいシステムです

これが地方の繁栄や衰退が地方公務員に影響するようなシステムになれば、彼らは大パニックになるでしょう

もちろん地方主権は「権限とお金」がセットで、その地方行政の実力が問われるシステムになります

私が住んでいる北海道は道州制の実験場に指定されましたが、積極的に見えないのは道庁にとって今の補助金天国が楽だからです。ただお金だけは欲しくて駆け引きをしています

北海道は道州制になれば大パニックになるのが目に見えています。まずは今の新しい変化や経済がわからないから右往左往をするでしょう

さらに開発局、道庁と支庁、179市町村(名称は変わりましたが)の「肥大化した官組織」の維持ができなくなります

北海道は企業と産業の育成が遅れて、ITや物流のインフラ整備も遅れているので、道州制に対応できないと思います

北海道は補助金天国なので、中央集権システムの弊害が一番出ている地域の一つでこのような状態は他の地方でも大なり小なりあると思います

中央集権システムは国からの補助金や地方交付税に利権が群がるシステムで、地方は自由が少ないシステムで地方の挑戦を阻害しているシステムです

だいたい日本全体で同じように運営していくのには無理があります

東京都や大阪府や愛知県が地方主権に動き出しているのも、当然の行動でしょう

日本の中央集権システムは限界に来ていると思います