最近日本の総合格闘技やプロレスが衰退して、寂しいですね

私は両方のファンでよく見ていましたので、昔はなぜ面白かったか考えてみます

プロレスはシリーズがキチンと物語になっていました

外人レスラーを怪獣に例えれば、わかりやすいですが外人レスラーが中堅若手レスラーを圧倒的に倒し最後に対戦する力道山やアントニオ猪木が外人レスラーを倒して盛り上がるというスタイルでした

昔の外人レスラーはすごいニックネームがあり、まるで人間ではない怖い雰囲気がありました

こういうストーリーが試合を盛り上げます

だからプロレスの過渡期は馬場猪木時代から複数エースにして日本人抗争をしたあたりだと思います

あとはアントニオ猪木が異種格闘技戦という禁断の果実に手を出したことでしょう

わかりやすい怪しく単純明快なプロレスから複雑でスポーツらしいプロレスにした当たりが分岐点になったと思います

もちろん時代の変化に対応するためですが、UWFという格闘技系の出現も大きかったと思います

そして総合格闘技はやはりグレイシー一族の登場が大きく、登場した時の衝撃がすごく「幻想」がすごかったです

日本の柔道が発祥だというのも日本人が注目した原因だと思います

そして格闘技系のUWFがグレイシー一族と絡んでいきます

この時代はプロレスと格闘技が分かれていて、よかったと思いますが、プロレスが総合格闘技に手を出したのは失敗だと思います

これはプロレスが衰退を加速させる原因になり、UWF系にとっては厳しい状態になりました

新日本プロレスもアメリカンプロレスにシフトしていましたが、最強を売りにしていてUWF系は新日本出身者が多かったのも大きな影響を与えました

ターニングポイントはUWFインターがヒクソングレイシーに絡んだところだと思います

安生選手がヒクソングレイシーのところに行って、ボコボコにされて事態が急変しました

これが安生選手がやられてUWFインターが黙っていたならもう終わりでしょう

これがヒクソングレイシー対高田延彦につながっていき、この試合で高田延彦が惨敗して一気にプロレスの「幻想」が崩壊しました

それからやはり「ミスター高橋本」は大きなダメージになったと思います

新日本プロレスで長年レフリーをやっていた人間がああいう本を書くのは衝撃が大きすぎて、一気にプロレスの「幻想」が吹っ飛びました

長くなったので続きは明日書きます