私は最近北海道の道州制に興味がなくなりました

私は道州制に関しては大前研一氏の著書をよく読んでいたので1990年代の前半くらいからはすごく興味を持っていました

そういえば最近大前研一氏も道州制の話題で北海道を全然取り上げなくなりましたがもう見捨てられたのでしょう

道州制は「効率的な行政組織」を作るもので「肥大化した行政組織」が大好きな北海道では無理でしょう

前に北海道は公務員や公益法人など関係組織の人が人口の1割いると見た記憶があり、3人家族と考えたら3割が公務員関係者になります

この「肥大化した行政組織」を「国からのたくさんの補助金や地方交付税」でなんとか維持させるシステムです

だから補助金や地方交付税が削減されると行政組織関係は干上がって、借金で先送りをしまくって最後には大借金を作って破綻します

夕張市が北海道システムの末路で破綻処理で責任追及しなかったのは北海道の破綻の処理実績にするためでしょう

そして北海道の「公務員改革」は「アカのコングロマリット」が支配する北海道ではタブー視されていますし教育やマスコミ報道で世論誘導されます

これだけ歪でひどい地域が「道州制」を本気で目指すとは思えず衰退がひどい北海道ではその変革に耐えれないでしょう

なぜ北海道の政治や行政やマスコミが「道州制」を言うのかというと「道民のガス抜き」でしょう

前は「観光があるから北海道は大丈夫」と道民の不満の矛先を変えて、それが「道州制」や「北海道新幹線」に変わっただけでしょう

そして仮に「道州制」になって「地方主権、地方自治」に北海道がなっても「アカのコングロマリット」が支配して「全国最強の官公労」がある北海道が「効率的な行政組織」になるとは思えないです

今も「支庁再編」「異常に多い市町村の合併」すらまともにできない北海道が「道州制」になってできるとは思えないし道民の3割と言われる公務員関係者が納得しないでしょう

北海道の本音は「肥大化した官組織を維持したいから国はもっと金をよこせ」でしょう

そして北海道は「破綻処理」しないと「行政組織改革」ができないので「北海道破綻処理」→「行政組織、公務員改革」→「道州制」の形しかまともな地方自治にならないでしょう

まあ今の北海道は衰退して荒廃がひどいのでこの流れに耐えれるかどうかはわからないですね

北海道の修羅場はこれからです