欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア
欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモアEdwin Lef`evre 林 康史

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 これは伝説の投機王リバモアをモデルにした小説で長い間トレーダーのバイブルになっていた本です。


 価格の動きを見てお金をかけていく投機の心理がよく描かれていて主人公がギャンブルで稼ぎすぎていろんなところから出入り禁止になるのが笑えました。


 そして主人公は株式市場で勝負をすることになりテープの動きを見てトレンドを読んでその流れに乗っていく心理がよく描かれています。


 現実のリバモアは大成功と破産を繰り返して最後はピストル自殺という非業の死を遂げます。


 1929年の世界大恐慌で空売りで大儲けして世間からすごい批判にも晒されました。


 その浮き沈みが激しい人生はまさに伝説の投機王で世界大恐慌での大儲けが伝説になりました。


 その彼をモデルにした小説はまさに相場の世界に生きる人たちのバイブルになっていました。


 結構厚い本ですが小説としても結構読み応えがあって普通の人でもある程度楽しめると思います。


 最近世界恐慌のことが今の世界金融危機の不況で取り上げられているのでそのうちまたリバモアにも脚光があびるかもしれないですね。


 また機会があれば読みたいです。