たまには真面目な話題も書こうと思い、オバマ新大統領の重要な問題の1つに外交問題があると思います。



今のアメリカは史上最大規模の金融危機で金融機関や企業への公的資金と大規模な景気対策が必要な状況です。



そうなると米国債の更なる大量発行をしなければならず、それが可能かどうかはアメリカ及びドルの信用を維持できるかどうかだと思います。



そこで私は2つの重要な問題があると思います。



1つはやはり中国との関係でしょう。今の中国は世界1位の外貨準備高で米国債は世界2位の保有国です。



これから大量の発行が予想される米国債の引き受けさkとして中国は日本と並ぶ重要な国になってくると思います。



ただ中国は曲者の国です。弱体化したアメリカを見て「米国債を売るぞ」と圧力をかけてくる可能性があります。



もし売られれば米国債の価値は暴落してドルの信用失墜問題も起きると思います。もちろん中国も大きなダメージを受けますがアメリカとの関係が悪化した場合に中国が踏み切る可能性は結構あると思っています。



だからこれからアメリカは中国の顔色をかなり伺った外交になりそうです。まあ民主党は歴代が親中国でヒラリークリントンを国務大臣にしたところを見てもかなり気を使っているような気がします。



そしてもう1つは中東の問題でしょう。もちろんテロ関係や原油問題もありますが私が注目しているのは原油決済通貨をドルで維持できるかどうかです。



ドルをはじめ紙幣は昔は金兌換制で信用を確保していましたが今はそれもなくなり、代わりに原油の決済通貨がドルということが信用の裏付けになっている部分が大きいと思っています。



アメリカもそれを理解しているからこのシステムを崩そうとする国には強い態度をとってきました。



ただ今のアメリカはアフガニスタンとイラクの戦争で財政が悪化して金融危機で経済がボロボロで弱体化しています。



この原油決済通過はドルというシステムが維持できるかどうかがすごく重要になってくると思います。



オバマ新大統領の外交手腕にもこれから注目していきたいです。