久しぶりにブログをまたつらつらと書いてみようかと思います。

またまた映画レビューです。

BSプレミアムでやっていた「かいじゅうたちのいるところ」を観ました。

賛否両論分かれるこの有名作ですが、私は「否」の方です。

まず、「何でもあり」の世界なら、独自の爽快感か、ハッとさせられるようなアイディアかがないといけない、というのが私の持論です。

この映画にはどちらもない。だから子供向けとして気楽に観るのにも面白くない、と思うのです。

かと言って、大人が深く観るべきものか、と言うと、私はそれも否、と思うのです。この映画を観ると子供時代の郷愁、とりわけ何をやってもうまくいかない、という葛藤が思い出される、と言う人もいます。しかし、この特撮技術を駆使した映画に、果たしてそんな子供時代のマイナス面を求めたいでしょうか。それならもっと大人向けの体裁をとるべきだと思うのです。それに、最後くらいはスカッとした、いや、少なくとも納得できる結末が欲しい。せめて最後にマックスが冷凍コーンを食べる分かりやすいシーンがほしかった、と思うのは私だけではないはず。

タダで観たくせに何を言うか、と怒られてしまうかもしれませんが、かいじゅう達の重い感情のぶつかり合いを見ていて心が暗くなりました。

監督の名前だけで無理矢理面白いとは解釈できません。流石に映像は綺麗でしたが、やっぱり映画はストーリーが9割だと思います(スターウォーズ・エピソードⅠの時にもそう感じました)。

子役の演技は素晴らしかったけれど・・・。

同じ子供向け映画なら、子供と観に行った「ウルトラマンサーガ」の方がよっぽど、構えずに観られて、スカッとしました。

久しぶりのブログなのに、否定的な映画レビューでどうもすみません・・・。


「SALT」を観ました。

素直に面白かった。

どんでん返しの連続で、まあ、最後に予想通りの結末に行き着くんだけれど、途中の細かいくだりには予想できないところが多々ありました。

映画に「現実味」を求めるなら相当に低い点数の映画だけれど、ノンフィクションの映画化ではないのだから、娯楽大作ということで。

映画は、荒唐無稽でも、骨太のストーリーがなくてはいけない、と思いました。

その点、同じアンジェリーナ・ジョリー主演の「ツーリスト」にはすぐ先まで読める陳腐なストーリーしかなかったし、楽しみにしていた邦画の「ゴールデンスランバー」に至っては、伏線の回収のみに気をとられて、納得できる筋すらなかったし。

まあ、意見の分かれる映画だとは思いますが、観ている最中だけでも面白い映画だとは思います。

ただ、凄い傑作ではないとも分かっています。

それでも、書く気になったのは、それだけ、素晴らしい当たりの映画に出会っていないのかもしれません。自分のせいですが。


昨日の「金曜ロードショー」で録画しておいたのを観ました。

レンタルDVD屋で、今まで気にはなっていたのですが、スルーしていました。

恋愛ものもたまには観るのですが、裏の簡単なストーリー紹介で「あまりにもストーリーの先が読め過ぎるな・・・」と思っていたからです。

しかし、テレビの録画にしては掘り出し物の映画でした。

まず、雰囲気が軽すぎないのがいい。

恋愛ものというよりは、絡み合っていく人生について描いたような映画でした。

コメディ要素が少ないのです。(まあ、軽く観る分にはラブコメディも嫌いではないのですが、心に残りにくい。)

かといってあまりに暗過ぎもしません。

そして、俳優陣の演技、特に子役と、アーロン・エッカートの演技が良かった。

心に深い悲しみを負ってしまった少女の描写と、それによる暗さを吹き飛ばす補助シェフの底抜けな明るさが、この映画を秀逸にしてくれた気がします。

ラストは当然?といえるようなハッピーエンドですが、「やっぱりな」とかいう感情ではなく、爽やかな後味を残してくれました。

映画の良さはやっぱり、突飛な構成や、今流行りのCGや3Dによる美麗な画面だけではないんだな、ということをあらためて実感させてくれる作品でした。