まだ私が小学生位の時のこと
母の実家の新潟県に、毎年夏になると行っていました
いとこやみんなが集まってとっても楽しかったです
ある時、祖父と一緒に田んぼに行きました
祖父は、田んぼで何か虫を捕ると袋に入れて持って帰りました
家に着くと、その虫を牛乳瓶に入れ、赤い布(紙?)を小さく切って入れた
そうしたら何と・・・なんと・・・
沈んだ布につかまり浮かび上がって来ました
布を離すと、また布は沈み、それを取りに行って、また一緒に浮かんできて・・・
びっくりしたり、感動したり
ずーっと見ていました
大人になって、あの虫は何だったんだろうと
いつも気になっていました
友だちに聞いても誰も知らず・・・
当時、祖父からはフウセン虫と聞いていました
調べたところ
フウセンムシは、浮力が大きく、水底の土や水草などにつかまっていないと、浮いてきてしまうそうです
その性質を利用して、小さくちぎった色紙を水に沈めてフウセンムシが浮か沈みするのを楽しむ遊びがあり、江戸時代から昭和初期にかけては
「風船虫」の名前で夜店などで売られるほどの人気ぶりだったみたいです
懐かしい、大切な思い出です