基礎練習目録 | 忘却録

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((~・x・))~ ウネウネー

※数日前に書いた下書き。正式公開版は後日。整理のために限定公開。

 



持論も含まれてはいるものの、経験則や教則本・師匠からのレッスンなどを元にした楽器演奏論をまとめてみます。少しでも役に立てば幸いです。

 


 

 

 


 

 

 

まず、音の要素は「アタック・コア・リリース」。

 

 


 

 

 

アタックは基本、後押しや突飛感がなく丁寧な音の出が求められる。

 

 


 

 

 

コアは基本、音程と音の揺れがないことが望ましい。

 

 


 

 

 

リリースは基本、徐々に均一な形で減衰していくことが望ましい。まさに「>」このカタチ。通称「エヌ」。

 

 


 

 

 


 

 

 

これらは基礎であり基本。

 

 

曲想や音楽表現によって柔らかい表現をするために後押しのような音の出にしたり

 

 

ロングトーンの後半部にヴィブラートをかけたり

 

 

リリースをなくし、四角い音形にするときも あるだろう。

 

 


 

 

 

しかし、基礎が積み重なっていなければそれらの表現は自己満足に浸っている音(つまり下手)に聴こえてしまうだろう。日頃から意味のある基礎練習を重ねることが重要となってくる。

 

 


 

 

 


 

 

 

その基礎練習についても触れておこう。

 

 


 

 

 

まずはじめになくさなければならないのが「ムダ吹き」。

 

 


 

 

 

意識せずに出す音のこと。唇は消耗品だから。

 

 


 

 

 

基礎練習の基本構成は「ロングトーン・リップスラー・タンギング・スライディング(Trb)」

 

 

これらを難易度の低い順番にやっていき、徐々に難しい練習に移っていく。

 

 


 

 

 

譜面がない、と言う人は、買いましょう。若しくは部活に所属している場合、譜面倉庫をあされば何かねたになりそうなものが出てくるかも知れません。Webで検索にかけても出てくるでしょう。それをコピーして練習するという手もあります。

 

 


 

 

 

僕が所持している教則本は

 

 


 

 

 

小田桐寛之/うまくなろう!トロンボーン/音楽之友

 

 


 

 

 

Bart van Lier/トロンボーンのためのコーディネーション・トレーニング・プログラム/ATN

 

 


 

 

 

KOPPRASCH/SIXTY SELECTED STUDIES FOR TROMBONE(60のエチュード)Book1・2/CARL FISCER

 

 


 

 

 

Joannes Rochut/Melodius Etudes for Trombones/CARL FISHER

 

 


 

 

 

その他、レッスンや講習会等で頂いた基礎練資料。

 

 


 

 

 


 

 

 

そして、なるべき間を開けないこと。練習中に「何やろうか」と数分悩むのは時間の無駄なので、他の空いている時間に「こういう練習やろ~」みたいな感じに考えておけば効率良く練習が進む。

 

 


 

 

 


 

 

 

自分の最大限の表現が出来るまでの基礎練をなるべく20~30分で終わらせる構成にしましょう。

 

 


 

 

 

各基礎練で気をつけること

 

 


 

 

 

ロングトーン…前項のアタック・コア・リリースで書いたことを意識しつつ、伸ばしている間の音程を一定に。

 

 


 

 

 

タンギング…粒立ちがはっきり明確に見えるように。音が割れず、クリアな音の出になるよう意識。

 

 


 

 

 

リップスラー…音の変わり目が明確に見えるよう、なめらかに。

 

 


 

 

 


 

 

 

各基礎練習にアーティキュレーションを加えた練習にすれば尚良し。

 

 

例:テヌートタンギング、テヌートリップスラー(各音で舌をつきながら)、ダイナミクスやクレッシェンド・デクレシェンドを加える、等。

 

 


 

 

 

特にロングトーンでのダイナミクスは重要で、pのロングトーンは積み重ねることで音質向上や、幅広い強弱変化への対応が効きやすくなります。

 

 


 

 

 


 

 

 

ここからは+@。

 

 


 

 

 

基礎練が終わったらソロ曲を何か1曲やると尚良し。通して2~3分くらいで自分のレベルにあったものを選ぶ。

 


※補足はまた後日改めて。