最近、ついにというか、ようやくというか、会社で作ってるアプリケー0ションのWindows10対応のご依頼をいただくようになりました。

 

残念ながら、ウチみたいな弱小ソフト屋だとフルスクラッチで作り直すだけの体力がないので、未だにVB6が現役だったりします。

 

まぁそれでも一部のアプリケーションは.Netになっていまして、今回は.NetアプリケーションのWindows10対応を行います。

とはいえ、アプリケーションの要件としては変更ないため、現在Windows7で動いているものをそのままWindows10にインストールしてみて、動作確認できればOKかな、程度に考えていました。

 

ところが!!!

 

見た目が違う。

 

もう悲劇的に違う。

 

それがこちら。

 

<Windows7(クラシックテーマ)>

 

<Windows10>

 

とくにボタンとスクロールバーが・・・。

古い画面では出っ張った、立体的な見た目なのに対して、Windows10は最近のマイクロソフト(に限らない?)の流行りののっぺりした立体感のない見た目です。

Windows7なら「クラシックテーマ」にすることで古い見た目にできたのですが、Windows10ではクラシックテーマがないし・・・。

 

新規導入なら、まぁそんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが、今回はすでに導入済の機材リプレースなので、見た目とはいえあまりに違ってしまうとクレームになりかねません。

 

事前に了解いただくようにするにしても、「え~、こんな見た目わかりにくいからヤだ~」とか言われたら困ります。

 

そんなの、Windows10なんだから仕方ないじゃん!って思うかもしれませんけど、どんな事でクレームになるか分かりません。

 

ちょっと横道にそれますが、VB6のラベルって、左右は位置を変更できますが上下は変更できません。常にうえにくっついた表示になります。

これが問題になった事があります。

「上下は真ん中に表示せよ」

と言われました。

これは「天」の文字の一番上の横線がラベルの端っこにくっついて見えたので、一瞬「大」に見えた、というのが理由なんですけども。

 

「それVBの仕様なんですけど・・・」というのは通用しませんでした。

 

「左右の設定できるなら上下もできんだろうが、おお!?」

 

てな感じです。

 

できないんですけどね。

 

まぁ、他の手段でなんとかなりそうなので、それはまぁいいんですけど。

 

さて本題にもどります。

 

どうしたもんかと悩んでいたら、会社の若手T君が、「設定でいけそうですよ」と教えてくれました。

 

プロジェクトのプロパティ画面にある「XP Visualスタイルを有効にする」という設定にチェックが入っていると、ビジュアルスタイルで表示されます。

この設定をオフにしておけば、クラシックテーマで表示したような見た目にできます。

 

 

この設定を外してみると・・・

 

<Windows10(Visual Styleオフ)>

 

こうなりました!!!

 

ばんざーい! ばんざーい!

 

ちなみに、Windows7でテーマがクラシックじゃないときにVisualスタイルがONだとこうなります。

 

ああ、なんかこれも見覚えがあります。

ただ、クラシックテーマにすると古い見た目に近くなるので気にしてなかったんですね。

 

いやぁ、設定だけで回避できてよかった。

無理だと思いこんでました。

ちゃんと調べないとダメですね。