自公政権の崩壊に「貢献」した麻生太郎さんの「国語力」。政治家たるもの、いつも愛国心を吹聴している方なら、日本語を大切にしなくてはいけません。この方は、きっと、ひどい国語力の首相として歴史に残ることでしょう。

 さて、英語を話す国でも、やはり、同じような事があるようです。「最も支離滅裂な英語」を決めるオンライン投票で、やっぱりブッシュ前大統領が10位中、1位と9位に入りました。イラク戦争をはじめ、この前大統領のやったことは、その言動と共に歴史に残ることでしょう。でも、こうした人が大国の大統領になったこと自体、不思議で、なおかつ恐ろしいことです。

 今回は、ニュースを全部引用させてもらいました。実際の表現を見るためです。

「平明で簡潔な英語表現法」を推進する英団体「プレーン・イングリッシュ・キャンペーン(Plain English Campaign)」が主催した「最も支離滅裂な英語」を決めるオンライン投票の結果が9日発表され、約4000人の投票でジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前米大統領が1位の栄冠を手にした。

 サッカーの元フランス代表エリック・カントナ(Eric Cantona)氏や、ビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領らもトップ10入りした。

 トップ10に入った顔ぶれと発言は以下のとおり。

-1位:ブッシュ前大統領
 "Our enemies are innovative and resourceful and so are we. They never stop thinking about new ways to harm our country and our people, and neither do we."
 「われわれの敵は革新的で機知に富んでいるが、われわれだってそうだ。敵は米国と米国民に危害を加える新たな方法を絶えず考えているが、われわれだって同じだ」

-2位:アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)カリフォルニア州知事
 "I think that gay marriage should be between a man and a woman."
 「同性愛者の結婚は男と女の間で行われるべきだ」(2003年の選挙運動中の発言)

-3位:ドナルド・ラムズフェルド(Donald Rumsfeld)前米国防長官
 "Reports that say that something hasn't happened are always interesting to me, because as we know, there are known knowns; there are things we know we know. We also know there are known unknowns; that is to say we know there are some things we do not know. But there are also unknown unknowns: the ones we don't know we don't know."
 「何かが起こらなかったという報告は、いつも興味深い。なぜなら、知ってのとおり、知られていると知られていることがあり、知っていると知っていることがあるからだ。また、知らないと知られていることもある。つまり、知らないこともあるということをわれわれは知っている。しかし、知らないと知らないこと、つまり、知らないと知らないこともある」(2002年2月の発言)

-4位:F1実況のマレー・ウォーカー(Murray Walker)氏
 "The lead car is absolutely unique, except for the one behind it which is identical."
 「トップを走っているマシンは実にユニークだ。ただしその後ろを走っている瓜二つのマシンを除けば」

-5位:サッカー解説のジョン・モットソン(John Motson)氏
 "For those of you watching in black and white, Spurs are playing in yellow."
 「白黒テレビで(試合を)ご覧の皆様のために言うと、スパーズは黄色のユニフォームでプレーしています」

-6位:ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相
 "Total spending will continue to rise and it will be a zero percent rise in 2013-14."
 (2009年7月、議会での予算案説明で)「歳出総額は(今後も)増え続け、2013~14年の増加率は0%になるだろう」

-7位:ビル・クリントン元米大統領
 "It depends upon what the meaning of the word 'is' is. If 'is' means 'is and never has been' that's one thing -- if it means 'there is none', that was a completely true statement."
 (1998年、モニカ・ルインスキー(Monica Lewinsky)さんとの不倫騒動をめぐる大陪審で、性的関係はなかった(there is no sex)との証言は偽証かとの質問に答えて)「それは、『is』という語が何を意味しているかによる。『is』が『is and never has been(今現在)』をさすなら、それはそれで1つの意味だ。もし『there is none』を意味するなら、それこそ完全なる正しい発言だ」

-8位:エリック・カントナ氏
 "When the seagulls follow the trawler, it's because they think sardines will be thrown into the sea."
 「カモメがトロール漁船を追いかけるのは、イワシが海に投げ込まれると思っているからだ」(1995年の発言)

-9位:ブッシュ前米大統領 
 "I know what I believe. I will continue to articulate what I believe and what I believe -- I believe what I believe is right."
 「わたしはわたしが信じていることを知っている。わたしはわたしが信じていることとわたしが信じていることを明確に伝え続ける。わたしは自分が信じていることが正しいと信じている」(2001年7月の発言)

-10位:ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)ロンドン(London)市長
 "I could not fail to disagree with you less."
 「大反対しそびれることができなかった」(2003年、テレビの風刺ゲームショー番組「Have I Got News for You」で)


 あれっと思ったニュースであった。日本でも、男女の賃金格差が問題となっているが、今回の報告はイギリスの金融会社の女性に対するボーナスが、男性の5分の1という驚くべき内容であった。

 英政府に委託された平等人権委員会が、銀行・金融44社を対象に、従業員の賃金を調査してまとめた報告書により判明した。なお、44社で金融部門の従業員の約4分の1を占めている。

 以下、ニュースの内容である。
 『年間平均賞与額は、女性は約2900ポンド(約44万円)、男性は約1万4500ポンド(約220万円)。初任給も大半で女性が男性よりも低いことがわかった。

 ある程度の年功序列制が適用されている会社では、男女の賃金差は39%あり、賞与、残業代、能力給などを考慮に入れると、その差は47%に広がった。

 また、給料の男女格差を解消するための努力を払っている会社は半数以下で、女性の給料が男性よりも低くならないよう給料監査を実施している会社は4社に1社だった。』

 なお、ヨーロッパの先進国では、高すぎる金融機関の報酬を下げる施策をとる模様だ。