高温注意報が一昨日に引き続き昨日も出されていた。今年の梅雨はあっという間にあけており、その後の猛暑の日の連続。今年の夏は、元気に過ごすことができるのだろうか。猛暑の夏は、一日に摂取できる水分の量が制限されている透析患者にとっては、水分管理が難しい。汗をかいた分、ドライウェイトという一つの目安としての、理論的数値としては緻密ではないが、患者ごとに決められた「標準体重」ともいうべき値が存在する。健常者に比べて大きくなりがちな心臓と肺との大きさの比較を試みた心胸比という値と、血圧の高低などを参考に、勘を働かせてはじき出したような数字である。身体から余分な水分が出なくなった透析患者には、当然、口からたくさんの水分を身体に入れれば、身体に水がたまっていくのは必定である。
どこのクリニックにも、恐ろしく透析前の体重を増やしてくるモンスター患者が存在する。中一日の透析に、ドライウェイトよりも4キロなど普通に増やしてくる。もちろん、身体の大きな人は小さな人とは単純には比べられない。透析中1日でドライウェイトの3%以内、中2日で5%以内というのが一つの目安である。体重70キロの人だったら、中2日で3.5キロが最大値となる。だから、体重のもっと少ない人が4キロを中1日で増やすことは尋常ではないのである。6キロ以上の超モンスターもいたりする。そういう患者には、クリニックの主治医をはじめスタッフがいくら注意しても全く分からない人もいる。水分を取らなければ増えないのに、スタッフから水分を取りすぎたでしょうと言われても、身に覚えがないとうそぶく。あるいは、食事を1色抜いてまで水分だけは取っている患者もいるようだ。過剰な水分は、心臓を段々と大きくし、初期の頃たっだらこの暑くなった心臓の壁も適正な水分摂取で薄くなるのであるが、ボディブローのように時間をかけて身体にダメージを与えていく、結局は、肥大した心臓は元に戻らなくなって心不全という結果で終わりとなる。糖尿病から透析に至った患者の場合は、のどが渇きやすいので、特に気を付ける必要がある。合併症との兼ね合いもある。モンスターの1人は結局心臓を悪くしてなくなった。いつも言い訳をしていたもう1人のモンスターは、壊疽による脚切断をして結局はなくなったという話を聞いた。女性のスタッフに体重管理で注意されると、いつも「看護婦さん、きれいだね」と言っては、話をそらそうとしていた声は、何度も聞いていた。水分の過剰摂取は、時間をかけた自殺行為といっても良いのではないか。
さて、話を元に戻して、夏の暑さで汗を良く出す透析患者は、自分で失われた水分に見合う水分を取り入れないと、熱中症や脱水症状からくる脳梗塞などのリスクを負うことになる。この季節、かなりの水分を汗腺が発達している患者は取ることができるので喜ばしい一面がある一方で、適正な量を自己管理で決めていかなくてはならない。
ということで、一昨日は中一日であったが、クリニックの体重計の乗った時は、ドライウエイトよりマイナスの値であった。かなりの水分を取ったつもりで会ったのに。
多摩から都心に出る時、「東京に行く」と表現をする。昨日は、東京の病院に行ったことになる。汗が良く出るので、帰りは病院内に出来たスタバで冷たい飲み物を取った。それを含めて、自販機から買ったものも含めて、冬には考えられない量の水分を取っている。
帰りの電車の中、帰りを急いでいたので、座れる次の電車を待たずに、座れない電車に飛び乗った。つり革につかまっていた。そしたら、前の席に座っていた青年が、立ち上がって僕に席を譲ってくれた。こんなことは初めてである。東京都の「ヘルプマーク」を肩掛けカバンに付けていたのに、気がついたようだった。我々透析患者は、見た目は健常者と同じに見える「見えない障害者」である。だから、身体の調子が悪くても、優先席にも座りにくい時が多い。都で作ったヘルプマークは、対象者が「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方」とされている。このマークを欲しい人は、都営地下鉄大江戸線の各駅務室で請求するともらうことができる。また大江戸線の優先席には、このマースと配慮を呼びかけるステッカーが貼ってある。まだ、このマークが使用されることになってから時間はたっていないし、認知度も大江戸線だけの告知という条件下で低いものだ。なお、都は、「ヘルプカード」というデザインは同じであるが、緊急時に周りの人に助けを求めるカードを各市区町村に作るようにガイドラインを示している。
積を譲ってくれた青年は、たまたまこのマークを知っていたのだろう。あるいは、福祉について関心が深いのかもしれない。人を思いやる心がすたれていないという発見であった。でも、優先席に座って、スマホをいじっている若者の姿を見かけることが多いのであるが。若者でなくても、バスや電車の中で大きな声で電話している人もいる。日本は、個人主義の定着より利己主義が定着した国となったのだろう。夏目漱石の憂鬱は、現代も続いている。
どこのクリニックにも、恐ろしく透析前の体重を増やしてくるモンスター患者が存在する。中一日の透析に、ドライウェイトよりも4キロなど普通に増やしてくる。もちろん、身体の大きな人は小さな人とは単純には比べられない。透析中1日でドライウェイトの3%以内、中2日で5%以内というのが一つの目安である。体重70キロの人だったら、中2日で3.5キロが最大値となる。だから、体重のもっと少ない人が4キロを中1日で増やすことは尋常ではないのである。6キロ以上の超モンスターもいたりする。そういう患者には、クリニックの主治医をはじめスタッフがいくら注意しても全く分からない人もいる。水分を取らなければ増えないのに、スタッフから水分を取りすぎたでしょうと言われても、身に覚えがないとうそぶく。あるいは、食事を1色抜いてまで水分だけは取っている患者もいるようだ。過剰な水分は、心臓を段々と大きくし、初期の頃たっだらこの暑くなった心臓の壁も適正な水分摂取で薄くなるのであるが、ボディブローのように時間をかけて身体にダメージを与えていく、結局は、肥大した心臓は元に戻らなくなって心不全という結果で終わりとなる。糖尿病から透析に至った患者の場合は、のどが渇きやすいので、特に気を付ける必要がある。合併症との兼ね合いもある。モンスターの1人は結局心臓を悪くしてなくなった。いつも言い訳をしていたもう1人のモンスターは、壊疽による脚切断をして結局はなくなったという話を聞いた。女性のスタッフに体重管理で注意されると、いつも「看護婦さん、きれいだね」と言っては、話をそらそうとしていた声は、何度も聞いていた。水分の過剰摂取は、時間をかけた自殺行為といっても良いのではないか。
さて、話を元に戻して、夏の暑さで汗を良く出す透析患者は、自分で失われた水分に見合う水分を取り入れないと、熱中症や脱水症状からくる脳梗塞などのリスクを負うことになる。この季節、かなりの水分を汗腺が発達している患者は取ることができるので喜ばしい一面がある一方で、適正な量を自己管理で決めていかなくてはならない。
ということで、一昨日は中一日であったが、クリニックの体重計の乗った時は、ドライウエイトよりマイナスの値であった。かなりの水分を取ったつもりで会ったのに。
多摩から都心に出る時、「東京に行く」と表現をする。昨日は、東京の病院に行ったことになる。汗が良く出るので、帰りは病院内に出来たスタバで冷たい飲み物を取った。それを含めて、自販機から買ったものも含めて、冬には考えられない量の水分を取っている。
帰りの電車の中、帰りを急いでいたので、座れる次の電車を待たずに、座れない電車に飛び乗った。つり革につかまっていた。そしたら、前の席に座っていた青年が、立ち上がって僕に席を譲ってくれた。こんなことは初めてである。東京都の「ヘルプマーク」を肩掛けカバンに付けていたのに、気がついたようだった。我々透析患者は、見た目は健常者と同じに見える「見えない障害者」である。だから、身体の調子が悪くても、優先席にも座りにくい時が多い。都で作ったヘルプマークは、対象者が「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方」とされている。このマークを欲しい人は、都営地下鉄大江戸線の各駅務室で請求するともらうことができる。また大江戸線の優先席には、このマースと配慮を呼びかけるステッカーが貼ってある。まだ、このマークが使用されることになってから時間はたっていないし、認知度も大江戸線だけの告知という条件下で低いものだ。なお、都は、「ヘルプカード」というデザインは同じであるが、緊急時に周りの人に助けを求めるカードを各市区町村に作るようにガイドラインを示している。
積を譲ってくれた青年は、たまたまこのマークを知っていたのだろう。あるいは、福祉について関心が深いのかもしれない。人を思いやる心がすたれていないという発見であった。でも、優先席に座って、スマホをいじっている若者の姿を見かけることが多いのであるが。若者でなくても、バスや電車の中で大きな声で電話している人もいる。日本は、個人主義の定着より利己主義が定着した国となったのだろう。夏目漱石の憂鬱は、現代も続いている。