じりラブ/うたぐわ
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 ついに26日に発売された、待望にうたぐわさんの『じりラブ』。
セブンイレブンに予約していたのを、さっそく読んでみました。

 本当は、土曜日にサインをもらいたかったですが。

 アメブロに連載中のうたぐわさんの『じりラブ』が2月26日に発売されました。タイトルになった「じりラブ」という言葉は、うたぐわさんが作られた造語で、「愛があるけどじりじりする、じりじりするけど愛がある」というような感情を表わしているそうです。うたぐわさんは、40代のサラリーマンですが、パートナーのツレちゃんと一緒に暮らしています。男性同士ですから、現在の日本では、結婚が認められません。だから、「ほぼ夫婦」と呼んでいます。二人の愛の形が「じりラブ」というものなのですね。この言葉、案外、この国に定着したりしてね。同じような愛のバリエイションにあるカップルは、男女の組み合わせに関係なく、案外多いのかも知れません。本書を読んで、納得出来るでしょう。

 うたぐわさんこと、うたちゃんは、会社では、自分がゲイであることをカミングアウトしています。漫画では、実際のうたちゃんを取り巻く人々をモデルに、魅力ある人間として描いています。会社の女子の面々、ノンケの同僚、2丁目の仲間など、読んでいてその性格描写に感心させられますです。

 この本の視線は、普通のゲイからのものでしょう。普通といっても、ゲイの人にも、当然多様性がある訳です。ただし、世間一般で誤解されていることが多いことが分かりました。女装マニアはゲイではないし、性同一性障害もゲイではない、それに、テレビで露出しているオネエという存在も、本物はそうはいるものではないことが分かりました。
 奥さまは魔女のオープニングのフレーズみたいなんですね。ごく普通のサラリーマンが、ごく普通の生活を送っている。ただ、違っていたのは、彼がゲイだったのです。こんな感じかな。もちろん、「普通」の意味は、自然にという意味ですが。

 ゲイを取り扱った各分野の作品は多く作られていますが、内容が変に変形させられたり、不自然だったり、偏っていたりしているようです。

 自然流が一番ですね。

 当事者が描いた本というのもいいですね。面白い漫画ですが、その中には、本音が見られ、ほろりとする内容もあったりするんです。

 特別に、深読みしないで、楽しく読むのもいいんです。