3月17日(土) 2012 J2リーグ戦 第3節
富山 1 - 4 東京V (16:06/富山/3,470人)
得点者:5' 黒部光昭(富山)、10' 阿部拓馬(東京V)、24' 梶川諒太(東京V)、55' 飯尾一慶(東京V)、78' 小池純輝(東京V)
入り方は最悪でした。前からくる富山を相手にピンチを迎え、ジョジマールのあわやオウンゴールでCKに逃れましたが、そのセットプレーをヘディングで合わされたボールは一旦は柴崎が掻き出したものの、詰めていた黒部に決められ先制を許します。
しかし、先制して受け気味になった相手にパスを回して決定機を作り、阿部がそれをきっちりとものにして、瞬く間に同点!そして24分には、梶川が前線に駆け上がり、飯尾が潰れた浮き球のボールをボレー。ふんわりとした起動を描いてゴールに吸い込まれ、早くも逆転します!
しかし後半早々、森がファールで2枚目のイエローをもらい退場。嫌な流れになりかけましたが、梶川と深津の交代の後、実に33本のパスを回したのち、飯尾が胸(肩?)トラップを逆側に反転させて完全にフリーの状態になると、相手GKの股下を、矢のように射抜くゴール!これで試合が決しましたね。
その後数的不利もあって相手の攻撃にさらされざるをえなくなりますが、カウンターが炸裂します。祐希がフリーで持ち出すと、前線を駆け上がる小池に絶妙すぎるスルーパス。角度が制限される状況でしたが、小池が落ち着いて逆サイドネットに突き刺しダメ押し。終わってみれば完勝でした!
--
この試合、素晴らしい試合をした選手を褒めたいですが、今回は監督を称えようと思います。
まず、前節での内容・結果ともに完敗という状況から、しっかりとチームを立て直して勝利という結果をもたらしたこと。次に、この試合の交代ポイントが非常に的確だったこと。ここは詳細に。
1人目:梶川→深津・・・森の退場でどうあってもDFを一人入れなければいけない状況で、得点を上げた梶川を変えたこと。これが非常に合理的。相手は高さだけで言えばヴェルディに優っていたので、パワープレーに備えてチームでも大柄な選手をピッチに残し続けたこと。
2人目:ジョジマール→巻・・・3点目を取ったことで試合を運びやすくなった一方、疲労の見える選手をいち早く交代。巻はチームのために献身的に動くし、これも選手・タイミングともピッタリ。
3人目:飯尾→小池・・・飯尾は自身のゴールから運動量が落ちていたけれど、この日はMOM級の活躍。ギリギリまでピッチに残し、限界になったところで交代。そして、小池自身も、交代前の入念な監督の指示にきっちりと応えつつ、絶好機できっちりゴールという結果をものにした。采配ドンピシャ!見事でした。
また、(相手の実力もありますが)この時期に、飯尾のゴールのようなパスサッカーで得点できたことは、チーム全体にとってとても大きい収穫だったのではないでしょうか。数的不利だろうが、全員がコンセプトをしっかりと把握して同じイメージを描けている。本当に素晴らしいことだと思います。
最後に、選手個々の採点を
柴崎:6.5・・・前節のファンブルを帳消しにする安定したプレーでした。
森:4.5・・・やや厳しいジャッジとはいえファールは軽率、退場は論外です。
土屋:6.5・・・ようやく守備職人の安定が出てきました。
祥平:6.0・・・大きなミスはなく安定感もありました。
和田:6.5・・・飯尾のゴールにつながるクロスは見事でした。
梶川:6.5・・・J初先発でゴール、戦術的な交代で下がりましたが、もっとプレーを見たくなりました。
祐希:6.5・・・小池へのスルーパスを始め、攻撃のアクセントになり続けました。
飯尾:7.0(MOM)・・・パス回し中一番顔を出し続け、最後は自らゴール。見事としかいいようがありません。
西:6.5・・・ボールに絡まない第三の動きはすばらしいです。惜しむらくは後半早々の決定機は決めてほしかったです。
ジョジマール:6.0・・・チーム内のフィット感はいまひとつな印象ですが、よく頑張っていると思います。
阿部:6.5・・・富山戦ではいつも結果を出しますね。早々に追いついたゴールは非常に貴重でした。
深津:6.0・・・交代出場ながら、相手のハイボールをよく跳ね返してくれました。
巻:5.5・・・攻撃に絡むシーンが少なかったものの、いつものように献身的に動いてくれました。
小池:6.5・・・短い出場時間の中で、与えられた決定機をしっかりものにできて見事でした。
--
間髪入れず、火曜日はアウェー戦。プレビューは、また明日に。