ご報告が遅くなりましたが、イースター休暇の時(3月末)に新な家族を迎えました。


夫といつものように散歩に出かけた時に、何か大きいビーグル犬を散歩させていた人がいました。
夫はスヌーピーを思い出し、家に帰ってからネットで何やら色々検索していました。
突然、犬は欲しくないのか?と言いながら可愛い子犬の写真を見せてきました。
ずっと、ベラが亡くなってから暫くは動物は飼わないと思っていたのですが、夫もどうやら寂しくて犬が欲しかったようです。
インターネットの写真は、垂れ耳の可愛いわんちゃんで、白と黒、白と茶の柄の子犬が写っていました。
種類はコッカースパニエルとキャバリアのミックス犬のコッカーリア(cockaleir)という種類の犬です。
ベラはキャバリアとマルチーズのミックス犬のモルテリア(Maltalier)という犬で小型犬ですが、コッカーリアは、ベラよりもちょっと大きいサイズの犬になるとのことです。
ブリーダーにもっと体全体が写っている写真を送ってほしいと頼みました。
犬の両親の写真もご厚意で送ってもらいました。
何と犬の父親(キャバリア)がまるでベラそっくりでした。
何か運命を感じてベラそっくりのワンちゃんにも会いたくなりました。

子犬はニューサウスウェールズ州(New South Wales)にいて、送ってもらうことも可能だったのですが、会ってからどちらの犬を飼うか決めることにしました。
夫が写真を掲載しているブリーダーに連絡を取り、夫も急遽仕事を休んで、私も学校最終日だったけど休んで犬を迎えに行くことにしました。
朝の5時に起きて車で出発しました。
メルボルンからほぼほぼノンストップで8時間の場所です。
何処までも続く長い道を夫がひたすら運転して、午前3時半頃に目的地に着きました。
そこは農場で、ブリーダーの女の人は60歳前後のとても気さくな田舎のおばちゃんと言う感じでアリソンと言う名の方でした。
最初、夫は、ベラにそっくりな子犬の父親を見せてほしいと頼んでくれて、子犬たちのお父さんに会いました。
キャバリア犬のオスなのでベラよりも1サイズ大きいワンちゃんでした。
写真ではベラそっくりだったのですが、実物はベラと柄は同じだけどちょっと印象が違う感じでした。
子犬のお母さんは茶色のイングリッシュコッカースパニエルで凛々しかったです。
金網のサークルに8匹の子犬が入れられていました。
普段は敷地内での放し飼いらしいですが、私たちが来るので急遽捕まえて金網のサークルに入れてくれたらしいです。
私たちは穏やかな性格の女の子が欲しかったので、女の子が欲しいと言いました。
最初は白と茶の子を見せてくれたのですが、他の子も見せてとお願いしました。
その中で一番小さくて、白黒茶の柄の子がこっちをじっと見ていました。
私は、アリソンにその小さい子は女の子?と聞くと女の子って答えたので抱かせてもらいました。
片手でも持てるくらいの小さな子です。
何処かベラに似た面影があったことと、一番大人しい子だったので即決しました。
他の子は決められなくなりそうだったのでもうチェックせずに直感で決めました。
夫も賛成してくれて、夫も何故かその小さな子がいいなと思っていたそうです。

前日、夫が私に名前を聞いてきたので、女の子なら「花(HANA)」男の子なら「福(FUKU)」と言いました。
女の子なので「花(HANA)」と言う名前に決定しました。

その日は犬も一緒に泊まれるホテルに泊まりました。
農場から4時間くらいのところでメルボルンとの中間点くらいになります。
花は、用意した犬のベッドの隅っこに座ってじっとしています。
抱っこしてもされるがままで震えていて、ご飯も水も受け付けません。
トイレも一切出来なくてどうしようかと思っていました。
犬を置いては何処にも出かけられないので、食事は夫がケンタッキーでチキンバーガーを買ってきてくれてそれを食べ、早朝から疲れていたので二人ともその日は10時過ぎには寝ていました。
3時頃、何気に目が覚めてトイレに行こうとすると何か臭うものが落ちていました。
ベッドの側で私たちが寝静まった頃にこっそりトイレをしたようです。
私はそんなこともあろうかと用意していた雑巾で掃除しました。
花は、翌日も私たちがいるとご飯も水も飲まないでじっとしていました。
全く歩かないし動こうとしなかったです。
朝の8時頃にホテルを出発し、2時頃に家に着きました。
花は、相変わらずベッドの中から動こうとせずどうしようかと思っていましたが、その夜にお腹が空いたのかご飯も食べてくれて、家の中ですがトイレもしてくれたので一安心でした。
それからは、徐々に本来の性格も見せてくれて、大人しいと思ったのは嘘のようにやんちゃです。
また、花とのエピソードなども書いてみたいと思います。

ベラがいなくなってから、夫も私も生活に張り合いがなくなっていました。
夫も当分は犬を飼う気はなかったと思いますが、散歩の時に出会ったビーグル犬を見た瞬間に気が変わったようです。
結果、花がうちに来てくれて毎日がとても楽しくて仕方ありません。
学校の勉強、花の世話に家事とずっと忙しくてブログの更新とか出来ないのですが、このブログで色んな方に励まされて少しづつオーストラリアでの生活に慣れてきているのでゆっくりペースで更新していきたいと思います。