義理姉妹と「Blue Lotus Water Garden」に行った夜、飼い犬ベラの発作が起きました。
ベラは心臓が悪いと診断されてから毎日朝晩12時間おきに薬を飲ませていましたが徐々に体調は悪くなっていました。
ただ、普段は食欲もあり日中はいつも元気にしていました。
暑い夜は特に調子が良くないようで、ハアハアとパンティングをして突然倒れて痙攣を起こすことがあり、ここ最近その頻度が少し多くなってきていました。
例えば私たちが買い物とかに出かけて帰ってくる時もいつも嬉しくていつもドアの前までお迎えしに来てくれるのですが、興奮しすぎて数回痙攣起こすこともありました。
いつもは傍で声をかけながら体をさすっていると数分で回復して暫く安静にしていると元に戻っていました。
数日前から痙攣を起こした時、失禁してしまったこともありましたが、数分でいつものようにご飯もよく食べていたので静かに見守っていました。
動物病院の先生にももう助からないこと、家族と一緒に穏やかに過ごすことが大事と説明は受けていたのである程度覚悟していました。

その夜、私は「Blue Lotus Water Garden」で撮った写真をPCに取り込みSNSへの投稿する写真を選んでいました。
ベラは私の椅子の下で寝ていることが多いのですが、突然椅子の下で変な声がしたと思ったと同時にベラを見ると両足が変なポジションで痙攣を起こしていました。
失禁もしてその日に食べたものも吐いていました。
私も夫もベラの傍で声をかけて体をさすりながら様子をみていました。
いつもなら数分で歩けるようになるのですが、今回ばかりは痙攣が長く続き、痙攣が終わった後も後ろ足が麻痺して立てない状態になっていました。
それでも頑張って前足だけで這いずってちょっとだけ移動したりしていました。
ベラはいつも私たちと同じベッドで寝ていました。
少し落ち着いて眠り始めたのでベラをベッドに連れて行き私たちも一緒にベラと寝ました。
翌朝、朝早くにベラは布団の上に昨日食べたものをもどしていました。
昨日の朝から食べたものが全て何も消化出来ていなかったようです。
私がベラの体を綺麗にふいている間に夫が動物病院に朝一で電話して予約しました。
夫が静かに「たぶん、今日ベラは家に帰れない。意味はわかるよな?」と言いました。
私は無言でうなずきました。。。
動物病院に10時半に予約を取ったので、予約10分前に家を出てベラを病院に連れて行きました。
すぐに呼ばれて、夫がドクターにベラの病状を説明してましたが、夫も耐え切れなくて涙で声が詰まって夫も号泣してしまって説明できない状態になっていました。
私は、ずっとベラをさすりながらただただ泣いていただけでした。。。。
夫は動物病院の先生に泣きながら生きていてほしいけど、ベラを楽にしてあげたいと。。。
それが今自分たちがベラにしてあげることが出来るベストな方法だと。。。
そして私にも意見を聞いてきました。
私は、「ベラを失いたくないけど、もし、私がベラだったら殺してくれと懇願すると思う」と言いました。
ベラは一晩十分頑張ったし、大好きだったものをあげても食べれなくてトイレも1人で行けない状態(排泄も全く出ない状態になっていました。)で生かすのはある意味エゴだと思いました。
動物病院の先生も心臓病の他にも何かは調べてないので特定できないけど、脳内腫瘍かガンの可能性も高いから、本当にもっと苦しくなる前に眠るように天国に行かせてあげるのがベストかと思うけど、どうするか2人でもう一度話をして決めてくださいと言いました。
先生はそっと部屋から出て行き私たちに相談する時間を与えてくれました。
私たちの意見はもう病院に来る前から同じで、私たちはベラをさすりながらベラにお礼を言いました。
本当に辛かった。。。
先生が戻ってきて、悲しいけどお別れする決断をしたと言いました。
先生も治る見込みがない場合はちょっと落ち着いている時にお別れした方がペットにとっても飼い主にとってもいいかもしれないと。。
皆ギリギリまで我慢してもっと早く安らかに天国に送ってあげたらよかったと結局は後悔している人が多いと言っていました。
ベラは、睡眠導入をする為に別室に連れて行かれて眠った状態で私たちのところに来ました。。
先生がでは始めますと言い眠っているベラに注射をして、ベラは苦しみもせず秒で亡くなりました。
鼓動が止まった瞬間と息が止まった瞬間もわかりました。。。
私はただベラの頭をずっと撫でていました。
ベラが死んでしまった後も体は温かくただ眠っているだけのように見えました。

夫と二人で家に帰り夫も私も何ともやりきれない喪失感に襲われただただ泣いていました。
夫も気分転換したかったようで、近くにある自然公園に車で連れて行ってくれました。
ベラを連れて行った時、ベラはとても嬉しそうに喜んで走り回っていました。
ベラのお気に入りの場所でもあります。
沢山歩いて、鳥の写真を沢山撮ったりして気分転換になりました。
夫は、ベラが赤ちゃんの時から一緒に過ごしていたので私より辛いだろうと思うけど、一生懸命私に寄り添ってくれています。
今回は気丈に私を慰めようとしている夫に助けられています。
本当に感謝です。

鳥たちの写真は次回のブログに載せますので良かったらまた、見てください。

私にとってベラは本当にかけがえのない家族であり友達でした。
日本に帰ったりしたのでその時間を除くと私がベラと過ごした時間はたったの1年7か月ですが、オーストラリアに来てからの1番の親友でした。
私がうつ状態になった時、いつも私に寄り添って私を慰めてくれました。
最初の頃は英語じゃないと反応してくれなかったけど、徐々に日本語だけで話しかけても理解出来るようになりました。
本当に賢い子でした。
夫の家族にも皆に愛されて育った子なので、とても優しい子でした。
普段は、触られ過ぎるのを嫌ってちょっと離れたところに座ってみたり気まぐれで猫みたいなところもありましたが、私が1人泣いているとずっと傍にいてくれて、顔をペロペロ舐めて慰めてくれました。
本当に人の気持ちがわかる優しい子でした。

家の至る所にベラとの思い出がいっぱいで数日たった今でも色々込み上げてきて涙が止めどなく溢れてきます。
夫もベラの遺品を見ると泣けてくるので段ボールの箱に入れてガレージに持って行きました。
ベラの大好きだった玩具は、夫のお母さんの写真の横に飾りました。
今まで当たり前にすべての瞬間にベラがいました。
ベラが居なくなって、体は小さいけれど私たちにとってベラは本当に大きな存在だったんだと改めて感じています。

安楽死させることについては賛否両論あると思いますが、私たちの決断はベラを楽にしてあげる点に置いてはベストな決断だったと思います。
それについて後悔とかは一切ありません。
ただただベラに会えなくて寂しいだけなのです。。。

ベラは元々夫のお母さんの犬でした。
今頃、天国で夫のお母さんの傍で楽しく過ごしてくれていることと思います。

 

 

R.I.P. Bella! 

We miss you sooooooo much!

We love you soooooo much!