前回の続き

土地勘のないところで夫が倒れ。。。お金も旅行でいっぱい使っちゃったし。。。
どうすればいいのか1人で心細く本当に不安だった。
でも、日本なので言葉が通じるからまだどうにでもなるとも思った。
また、話が長くなりますが昨日の続きです。

夫の友達に成田空港から近いホテルに連れて行ってもらった。
(夫の友達を仮にSさんと呼びます)
この時の時刻は既に午後7時頃であった。
Sさんの自宅から成田まで車で2時間半くらいかかるそうで大変申し訳ない気持ちだったが背に腹は変えられない。。。
ホテルに到着し荷物も部屋に運んでもらってから、病院に連れてほしいとお願いした。
Sさんも夫の様子をみて心配してくださり快く病院へ連れて行ってくれた。

成田では一番大きい病院に連れて行ってもらった。
患者は誰もおらず夫のみだったが1時間くらい待たされ、若いお医者さんが診てくださった。

貼り紙にコロナ検査は当医院では致しませんと書かれていたのでコロナのテストは一切しなかった。

コロナではないと思っていたがコロナの簡易テストも一切しないのも変だなぁと思った。
研修医の方なのか先輩のお医者さんにいつも助言をもらっていた。
私は、主訴としては3日前から解熱剤(イブプロフェン)を飲ませても全く下がらないことと食欲もないことを伝えた。
熱が38度以下ではないと飛行機に乗せてもらえない話もして、取り合えず熱を下げたいという話をした。
簡単な血液検査をして、夫の持病の糖尿病も特に悪い訳でもないので解熱剤を渡すので様子を診てくださいとカロナールを2日分処方された。
土曜日だった為、検査が出来ないとのことで熱が下がらなければ月曜日にどこでもいいので病院に行ってくださいということで帰された。
時刻は既に午後11時になっている。
Sさんが家に到着するのは、多分夜中の1時半過ぎ。。。。本当に申し訳ない。。
【Sさんには申し訳なかったがこの日に病院へ行ったことが後々功をなす】

ホテルに戻ってから夫が薬を飲もうとするが呑み込もうとすると吐き出してどうしても飲めなかった。
固形物は何も食べたくないとのことだったので、水やアクエリアスなど買って水分補給だけで夕飯は食べずそのまま寝た。

翌日、熱を測ると40度越えびっくりマーク
嘘でしょびっくりマークガーンゲッソリ
しかし、今日は日曜日。。。きっと昨日と同じ処置しかしてもらえないだろうから明日、タクシーで病院に行こうと夫と話し合った。
果物も口に入れると吐いてしまう状態になり、アイスクリームも食べれない状態だった。
辛うじて水分だけは補給出来ていた。
Sさんに昨日のお礼のメッセージを送った。
返信があり帰ってから色々あったらしくコロナの検査キットを成田空港の薬局から買って検査してほしいという内容だった。
Sさんは理由は言わなかったけど、私の予想では熱がある人とずっと一緒にいて、もしコロナだったらどうするのと奥さんにめっちゃ怒られたに違いないと思った。
夫にはSさんに色々してもらったからSさんの頼みを聞いてあげないといけないから、暫く1人になるけど空港に行ってくるといいホテルから成田空港までシャトルバスがあるのでそれを使って成田空港に行った。
ホテルに戻ってから夫と共にコロナ検査キットで検査をした。
私も夫もネガティブ(陰性)だった。
Sさんには陰性だった旨を伝え、Sさんもほっとしていた。

夫は朝からずっと何も食べずにベッドで寝ている。
コロナでどんなに熱があってもギターを触ってみたり、Youtubeをみたり、SNSのメッセージもマメに返す人なのに携帯も一切チェックしなかった。
ずっと朝から寝ているのに夜になっても全く40度から熱が下がらない。。。
固形物を口に入れると吐いてしまう状態で何度か薬も飲もうとしていたが吐いてしまう。
トイレに行くにあたってもフラフラして1人で歩くことも難しくなっていた。
絶対におかしい。。。ただの風邪とかじゃない。。。
これは、明日私1人でタクシーで病院に連れていけないし、症状の悪化の状態が普通じゃないと判断し救急車を呼んだ。

5分で救急車は到着。
救急隊員に3日前からの症状の経緯と昨日病院に行った旨を伝えた。
そして、救急隊員が昨日行った病院に連絡してくれて今から夫を連れて行く旨交渉をしてくれていた。
病院がOKを出さない限り救急車は動けない。。。ホテルの前で20分くらいは停まっていた。
コロナも5類感染症に移行したばかりだからか、発熱となると病院はコロナを恐れてか受け入れを躊躇しているようだった。
救急隊の方が病院に行っても昨日と同じ処置になる場合となってもOKかと病院スタッフに聞かれるようで何度も何度も聞いてくる。
万が一入院となっても大丈夫なのかとも聞いてくる。
病院が何を言っているのかわからなかったが、救急隊員の方はかなり頑張って病院と交渉してくれていたのがわかった。
私は、とにかく朝から40度の熱が全く下がらないのはおかしいのですぐに診てほしいとお願いした。
最悪入院になってもかまわないと伝えた。
病院に到着。
夫は何処かに運ばれて私は夫には付き添わず待合室で待っていた。
3,40分待っていると先生が待合室まで来てくれて色々検査をするけれど10割負担だけど大丈夫かと聞いてきたので大丈夫ですと答えた。
お金のことはもちろん心配だったが、お金云々言ってられない状況だった。

先生が奥さんから聞いた夫さんの症状などと血液検査等の結果を総合して考えると「レジオネラ肺炎」が一番濃厚だと思うと言われたのだが、私は温泉とか銭湯などには一切行っていないので違うと思うと伝えたが、レジオネラの検査もお願いした。
結果、勿論先生が正しかったびっくりマーク
専門はガン系とのことだが本当にすごいびっくりマーク
夫は優秀な先生に当たりラッキーだった。飛び出すハート
病名がわかったので、さっそくレジオネラ菌をやっつける治療に取りかかるとのことだった。
肺炎の原因菌を予測して検査するのと原因菌の特定に数日かかるのでは治療のとりかかりの速さが大違いだし、インターネットでレジオネラ肺炎について調べると5日以上何も処置をしなかったときの致死率が高いと書かれてあったのを見た時本当にゾッとした。
その日が丁度発熱してからギリギリ5日目だった。セーフびっくりマーク

それから、持病の糖尿病が悪化しているようで血液の数値が悪いとのことだった。
昨日は糖尿病患者の数値ではあるけど、特に問題ないと言われていた。
前日何も食べてないのに。。。アクエリアスを飲み過ぎたはてなマークはてなマークはてなマーク
夫は私に糖尿病だけど普通に生活が出来るくらいのレベルなので食べるものにも普通で大丈夫と言われていたので私は夫の言うことを信じていたが大きな間違いだった。
夫は薬を飲んでいるから大丈夫だと勝手に楽観的に考えており糖質とか一切考えず日本で暴飲暴食していた。
飲みすぎと注意しても女友達の前だと私の言うことを聞かず、若い子みたいにどんどんビールを飲んでいた。
夫も腰回りが太くなっていたので日本で太っていたと思う。。。
まあ私もその時は日本に行く前の体重から7キロ以上くらい太ってしまった。爆  笑
レジオネラ肺炎の治療が最優先となるが、糖尿病が悪化している為糖尿病の治療も並行して行うとのことだった。

夫は暫く入院することとなり私は夫を病院に残して1人でホテルに戻った。