子育て中のママ
バリバリ仕事をしている女性
子育てが一段落した方なら
この映画を観て「そうそう!」「あるある!」と
絶対、共感しちゃうはず
「セックス・アンド・ザ・してぃ」の印象が強いけど
ママ役もとってもいい感じ
良妻賢母で有能なキャリアウーマンであるケイトが
一体どうやってその全ての役割を
こなしているのだろうと
そんな彼女の裏側の部分を見せるコメディドラマ
彼女の仕事はファンドマネジャーで
夫リチャードは独立したての建築士。
6歳のエミリーとまだ2歳の息子・ベンの4人家族。
序盤では彼女が仕事も家庭も、
そして夫婦仲も上手くこなす様子が描かれる
私的には上手くこなすことよりも、
アメリカの小学生の母親は
子供のためにこんなことをするのか
という生活の部分が興味深かった
にしても家庭に対する理解の深さが
社会的に認知されていて、
アメリカ社会だからこそ可能なのだろうと思う
ただとある大仕事を彼女が任されたことから
次第にその生活にも破綻が見え始めるのだった
とにかく出張出張また出張
またケイトの役を演じているのが
サラ・ジェシカ・パーカーというのが
見事にはまっている
何故なら彼女自身が3人の子供の母親であり
人気女優という働く女性。
ただ子供が親に求める愛情や
夫が妻に求める愛情は
お金があろうと無かろうと、
サラ本人にしか出来ない事
いつも家にいない妻に代わって
子供の面倒や家事をこなすリチャードは、
かなり出来た夫だと思う
でも、そんな彼も
雪だるまを作るという娘との
約束を破ったことに堪忍袋の緒が切れた。
「5分でいいから仕事以外の話を君としたい!」
しかしそれでもギリギリのところで
泥沼にならないのは、
ケイトが仕事以上に家族を大事に思っていることが
家族にきちんと伝わっているから・・・。
そしてそんな彼女の気持ちは
見ている私たちにも伝わってきます
不倫を持ちかけられてもキッパリ断り
部下モモ・ハーンに子供の良さを解らせるケイトの姿は
恐らくこの作品を観ている
働く女性に勇気と元気をくれるはず