拘禁形。カウンセラーで考えたこと | 心理カウンセラーのつぶやき

心理カウンセラーのつぶやき

前職では児童、女性問題等を主に担当。今は司法矯正や依存症等の心理専門職。対人援助職はさまざまな現場で臨床経験を積みながら、生きづらさを抱えた方のお手伝いができる専門職と考えています。統合的心理療法を実践。実はお笑い好きカウンセラー。

夏休みグラサン

今日は出かけたかったですが、

まったりしていますにっこり



私は再犯防止指導の担当として、

ある施設に採用されました。



4月当初、

今年6月に新しい拘禁形の導入に向けて、

新しい改善プログラムを作って欲しい、

いきなりリクエスト滝汗

対象者は被害者の方がいる犯罪。

依存症なら、

兼業と同じで良かったのですが…


それも、



はてなマーク新しくはてなマーク

いやいや、私、

採用されて日が浅く、

前任者からの引き継ぎは全くない真顔



しかし、



専門職として採用されたら、

即戦力です。

素人とか言い訳は通じない爆笑



4月から、

新しい職場が2ヶ所加わり、


身体と心は限界寸前無気力


これがフリーランスの大変さ?




非常勤ですが、

出張あるある無気力無気力

研修やるやる驚き驚き



でも、



引き受けました看板持ち看板持ち



前職で、

間接的には加害者に関わり、

直接的には被害者に関わり、

ただやりたかった。



で、慌てる。

気づいたのは時間なーいあせるあせる




自分で作らないといけない、

新しいプログラム。

すぐ壁にもぶつかりました。




再犯防止指導は加害者の支援?

被害者は?

ある意味、相反する目的に、

自分のスタンスをどう考えるべきか。




そして、今の私のスタンス。



それは、

被害者の方のしょく罪に至るには、

自分の本当の気持ちに正直に向き合い、

自分の言葉を出すことから。



上っ面な言葉は一切要らない。

はっきり伝えました凝視

もちろん、その理由は丁寧に説明しました、

協働関係なくして、

改善指導は成立しませんから。




抑圧してきた感情を安心して吐き出せる、

対等な関係による対話。

しっかり受けとめる。




数回のプログラムは、

全て新しい気づきに繋がる課題を考案し、

本音に触れる対話を重ねながら、

深い感情体験によってのみ得られる、

新しい気づき。



自分の視点にしか立てない人間は、

他人の視点に立てるわけありません。



もちろん、

全ての人間に、

当てはまるわけではないですよね。

悩みます。



ただ、実践している対象者に言われた、



所内では、

虚しいから反省は1人でできるが、

改善はプログラムを受けないとムリです。



そう言われました。

この言葉は忘れません。



その人の発言に対して、

私は…



気持ちがあっても、

状況に変化があったり、

何よりやる気は時間と共に忘れるもの。

だから、忘れない為に、

傷つけた人を一生忘れないよう、

具体的に悩み考えたことを…




地域に戻ってからです。

全てが試される。




最後に、ふと感じたこと。

厳しい生育歴の子どもたちも同じぼけー



反省だけ促しても変わらない。

むしろ、逆効果になり得る。

これは私の信念でしたが、

大人でも改めて実感凝視



臨床経験から、

新しい学びを得ています。

しかし、きっついな笑い泣き




明日から仕事だわ指差し指差し

平日は公務員

土日はたまに心療内科でもバイト

週6日働いていますびっくり