言葉、紡ぐ詩 -74ページ目

言葉、紡ぐ詩

☆tomo.のブログ★

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牢屋へと続く

長い階段には、
もうすでに

白い影が

沢山存在した。


私が足を

踏み入れると
影たちが一斉に

騒ぎ立てた。


「魔法を持つ者が来た。
なぜ、人間と

一緒にいるのだ!」と。


その沢山の言葉に

眩暈がした。


なぜ、ここまで

人間を恨むのか?
なぜ、共に

生きていく事を

選ばないのか?

ずっと祖母に守られ
何も知らずに

生きてきた私には
それが分からなかった。


白い影たちは

騒ぎ立てながらも、
私たちの行く道を

邪魔しようとはしなかった。


奥に眠りについた2人が居た。



「早く、彼らを

眠りの魔法から解き放て!!
あのままでは何にもならない、
永遠にそのままだ。
あの少年はあのまま年を取らず、
あの男は苦しみの中で

彷徨い続けるだろう」


1つの白い影が、
人間の形となって現れ、

私にそう言った。


人間の形になった瞬間、
他の3人にもその姿が

見えたらしく後ずさった。