ずっと読み進めていた本を読み終えました
「やっと答えにたどり着いた」
っていうのが
読み終わった時の
正直な感想でしたっ
この物語には、
主人公の女の子が小さい頃好きだった
「風の丘のルルー」の物語と
沙綾という病院のベッドで
眠り続けるかつての親友と
その沙綾のために、
ルルーのお話を
朗読し続ける南波の物語。
その二つの物語があって。
そのふたつがどう結びつくのか
そこに疑問を抱いていました
まずは、ルルーのお話。
赤い髪と青い瞳を持つ
魔女の子、ルルーは
時代の流れの中で
時には身分を隠し
時には人間の為に
風の丘のルルーとして
伝説の魔女として
世界を守り、生きてきた。
人間より長生きする彼女は、
長い間伝説の魔女として愛され、
語り継がれてきた。
そんな彼女も
自分が魔女であるという事、
人間と違う魂を持ち、
人間に恨みという感情を持ち、
それでも、
人間の為に自分が出来る事を探して
時には泣いて、時には笑って生きていた。
そんな物語を朗読する南波。
南波と沙綾は、
家が隣同士だったことで幼い頃
2人でよく遊んでて…
沙綾は他の子とは少し変わってて
魔法が使える子供だった。
でも、幼かった南波の心には
そんな不思議もキラキラして見えた。
ルルーみたいに
魔法が使える沙綾が大好きだった。
それでも、
大人になるに連れ変わっていく心。
夢物語は、夢のままで
心の奥に終われていく。
この現実の世界で
生きていく術を習得していく。
それが故に
壊れてしまった友情。
いや。
南波が自分自身で
壊そうとしてしまった友情。
沙綾が自分の時間を
止めてしまったことで
南波は自分を見つめなおし
沙綾のために
朗読していたルルーに
勇気を貰い
次の自分に成長していく。
このお話の中で
お気に入りのセリフがあります。
朗読を進めていた南波。
それを勧めてくれた病院の、
千鶴先生のセリフ。
『誰もが弱かったり強かったり、
心が綺麗だったりよどんでいたりするんじゃないかな。
大切な事はきっと明るい方を目指す事で。』
『今日もしダメな自分だったとしても、
明日は少しでも強くて立派な自分になろう。
明日まだむりだったとしても、
あさってはしあさっては頑張ろうって、
その繰り返しが大事なんじゃないかな、と思うんだ。
最初っから強い人なんて、
きっとどこにもいないんだよ。
みんなきっと、優しくなりたい、
強くなりたいって歯を食いしばってる。
だめな自分、弱い自分が好きになれなくて、
許せなくて、たまに泣いちゃったりしながらね』
『人の想いは、心の内にあるだけでは、
誰にも届かないでしょう?
響きに変え、言葉に変えて、
空気を震わせなくては世界には出ていかない。
想いは心から外に出て初めて、
誰かを幸せにしたり、救ったりすることができる。
音にしなくては、どんな心も無かったことと同じになってしまう。
思うだけでは、夢見るだけでは世界は変わらないの。―』
不安で、蟠っていた心がほどけて
ぽろぽろと涙が零れました
そして素敵だなと思いました
なかなかね、
なかなかこんな素敵に
真っ直ぐは生きていけないけど。
大切な言葉だなって思いました。
心に刻んでおこうと思いました
長編で、
気が遠くなりそうだったけど
最後まで読み進めて
ルルーの言葉も
南波の言葉も
千鶴先生の言葉も
全てを心に収める事が
できて良かったです
