小さな願いが

すれ違ったままの、
小さな願いが。
小さな望みが

だれかを守るための
小さな望みが
小さな違いが

考え方の小さな違いが。

だれかの歯車を狂わせていく。
誰かのために
誰かを守るために
誓う嘘があって

言わない誓いがあって

約束がある。

あの日、
伝えられなかった思い、
すれ違った願いに
答えを出そうとは思わない。
けれど、
10年という歳月が
答えを導きだそうとしていた。
それぞれが心の底に閉じ込めて
誰にも知られないまま
終わるはずだった、その答えを。
「自分のために生きてええんよ。」
だれかをまもるための
大切な、大切なひとを
傷つけんための
"罪の共有"も
自分を犠牲にしてきた過去も
今に繋がる。
大切な場所へ向かうために。
