そんな悲しみの中、
目覚めると
ユイが私の手を握って
隣で眠っていた。
瞳から
涙の流れた痕が見えた。
この涙をこの子が
ここで流している間に
私が迷っていたという
事実に胸が熱くなった。
やっぱり、
私は魔物かもしれない。
占い師の都合を
優先している場合ではない。
私の過去を洗いざらいに
吐きだして
私の中に棲みつく
悪を取り除かなくては。
ユイを起こして、
泣きじゃくる彼女を
精一杯抱きしめて。
「どっか行っちゃうから、
どうしようって心配したんだよ」って。
私はユイの高さに
目を合わせて、
ユイを死なせたくなかったこと。
一番の親友を失いたくなかったこと。
私には、どうしても
知らなければならない事があること。
全部を打ち明けて、
許し合って、分かち合って。
ユイは、文句を言いながらも
分かってくれた。
でも、何かあるときは
飛んでいくからって、
私にもトモの命が大事だよって、
嬉しい言葉を掛けてくれた。
私は1人、
決意を固めて、心を静めて。
リーダーのタク様の所へ
向かっていた。