夢物語。‐私が描いた世界‐ 10 | 言葉、紡ぐ詩

言葉、紡ぐ詩

☆tomo.のブログ★

今日観たものの感想や
今日あった出来事を書いてます♪
ポエムやおはなしも時々ねッ

よければ、覗いてみてください (*´˘`*)♡

「リク、

ナンパしてんじゃねーよ!!!」


リクに何度目かに

誘われた日、
2人で他愛無い話を

している時に彼はやってきた。


その場の空気が

パッと華やぐような
ふんわりとした

温もりを連れてくるような
彼とはすぐに仲良くなった。


その彼は、

自分をヒデと名乗った。


その日から

リクに誘われた日は

ヒデが付いてきた。

2人で1つな彼らは

なんだかんだ楽しそうだった。


きっとリクは、

ヒデと居る事で
自分の闇を消そうと

してるんだと思った。


そんな彼らや、

ユイに囲まれて
私の城内での生活が

有意義になってきた頃、
その事件は起きた。



私の記憶が

呼び起される前に、
その悲しい事件が

起こってしまったのだった。











それは春の丁度いい

ゆったりとした時間が流れる日、
気晴らしに散歩にでも出ようと
ユイと一歩出た先に
ヒデが日向ぼっこをしていて


「何してるの?ヒデ?」


そうユイが彼の脇腹を

突きながら聞いて
ヒデが笑って


「やめろよ、ユイ。

日向ぼっこしてんの。
見たらわかるでしょーよ。」


「警備隊さんは

暇そうでいいですねーっ」


「おまっ、

そういう言い方するなよな!
忙しくないのは

平和の象徴なの!」


「なら、いいけどねーっ」


「あっ、なぁ。なんかしよーぜ!
リクも誘ってさ。」


「いいけど、何するの?」


「んんー、

バドミントンとか?

テニスとか?
ほら、あっちに

コートあるしさっ」


楽しそうな2人を見てると、
自分がここに居る

理由を忘れそうになる。

でもふと我に返って、

自分の役目を思い出すと
一気に気分が滅入りはじめる。


「2人で先、

コートに行っておいて?
リク探してくるから。」


「リクならさっき、

テラスで黄昏てたよ。
まだ居るんじゃない?」


「そっ。分かった、

声掛けてくるわ。
2人とも、

変な奴には気を付けて!
絶対ついていかないように!!」


「ガキじゃないんだから
それぐらい解るよ、ねぇ、トモ」


〈そうだよね。大丈夫、
いざとなったらユイは私が守るから〉


そう私は、ヒデに誓った。


ユイは、

「またそんなこと言ってー、
子供扱いするんだから。
私だってトモの事守れるよ」って

言ってたけど。


そういう事じゃない。


ヒデはきっと、

ユイが好きで。
大事に思ってる。
それが、恋愛なのか
仲間愛なのか

分からないけど…


そう。


リクとは違う目線で

ユイを見てる。
リクもユイを

大事に思ってて、
2人に思われてるユイは
幸せ者だなぁって思ってしまう。