
嫌な世界にいるね。私たちは。
気遣ってくれる人たちがいたのに。
気づいてくれる仲間がいたのに。
「見えてはいけない者を
見続けているんだから、
心にも相当なダメージを受けるはずよ。」

「この前も言ったけど
痛みに支配されないで。」

でも、支配されてしまった、痛み。

闇があってこそ、光がある。
悪があるから、正義がある。

私がいるからこそ、
あなたが輝けるのです。
絶対的な悪に勝つためには、
絶対的な正義になること。

私はどちらも、望まなかったのに。
心配してたストーリー展開で。
彼の心の痛みが
深く深く刻まれて。
確かにね、
闇がなければ、光は輝かないんだよ。
だけど、
闇に染まらなくても良い。
光にならなくてもいいんだよ。
その真ん中で揺れ動いて
そうやって生きていくのが
人間なんじゃないかな。
誰も、責めてなかったのに。
彼の事、みんな、許してたのに。
犯人が捕まっても捕まらなくても
「ありがとう」だったのに…

すごく、疲れましたね。
救わなきゃいけなかったのは、
彼の心だったんでしょうね。
多目に見ている場合じゃ
なかったんですよね。

早くに、彼を急かしてでも
頭に残った弾丸を
取り除くべきだったんでしょうね。
彼の心が壊れる前に。