暖かい日差しを受けて、
顔を出した新芽に必要だったのは、
成長を促してくれる、催花雨。
優しく、静かに響く雨音に、
足元に芽生えた新しい命達が
はしゃいでる。
隣より少しでも大きく成長しようと、
どんぐりの背を比べている。
雨粒たちは、包み込むように
しっとりと潤いを与えるように
彼らに溶け込んでいく。
私に必要なのは、恵みの雨。
明日に向かうための、
優しい柔らかな涙。
マイナスではない、
心を潤す、満たされていく涙。
蕾が花を咲かせるように
私も胸を張って、
明日を生きよう。
そう、願う。春。