あなたの記憶の中に、
私なんてどこにもいない。
私の記憶はあなたで
埋め尽くされているのに。
あの時、
優しく笑ってくれたあなたは、
もう、いない。
「どうして、あの時…」
そう、思っても…
そう後悔しても…
もう、遅い。
あなたはもう、旅立ってしまった。
あの時、離れればよかった?
気づかないふりして
離れればよかった?
私にそんなこと、できると思う?
ずるいのは、あなた。
悪いのは、あなた。
そうやって
生きていければいいのにね…
どうしてだろう?
どうしても、できないの。
どうしても、
堪えきれない記憶が
溢れ出して涙に変わる。
それでもいいよね?
いつか、
心も晴れて
眩しい日差しとともに
七色の幸福を運んできてくれるなら。