私はまるで万華鏡の中の青春。
瞬く間に違う私に変化する。
片目で見れば知らない私。
両目で見れば今までの私。
変化している私は
再び万華鏡の中に迷い込む。
私から一番遠いのは私自身。
私から一番近いのは私自身。
今までの私は糸の切れた凧のよう
砂時計を倒し心の記憶を思い出し
故郷の味を思い出す。
ティクタク ティクタク…
別れを知らずして
人の恩と愛を知ることはできない。
頑丈な金庫の底から
出てきたのは一枚の写真。
私たちが姉妹であると言う事を
ふつふつと思わせる様な家族写真だった。
母は偉大だ。
母が亡くなって10年が過ぎた頃に
やっとそのことに気づいた。
母は偉大だ。
いつも笑顔で楽天家。
誰とでもすぐに仲良くなれる。
そう思っていた。
でもそれは
母が生きていく中で
そうやって生きた方が楽しいだろうと
生み出した答えだったのかもしれない。
そうやって生きた母は
いろんな人から愛されて
そこに思い出を作っていった。
忘れられない記憶を。
子供の頃に食べていた
母の手料理の原点へ。
そこには私の生きた証が
産まれてきた喜びが存在していた。
眠っていた私の記憶。
それでも私はあなたに
似ていると言われている。
親子なんだな。とも思うし
だから今はあなたのようになりたいと
心から思うよ。
