想像以上の激坂に参りました
初 花脊峠。
言わずと知れた京都の激坂峠。クライマーではないけど激坂と聞けば一度は登ってみたくなる性分。我ながら厄介な奴です。
土曜日夜にヤフーの天気予報を見ると午前6時からは降水確率60%。翌朝起きて天気予報を見ると20%。最近の天気予報は頻繁に変わるのであまりアテにならない。
そして520に出発。天気予報に反して、走り出すとポツポツと身体に雨が当たる。でも一旦走り出すと、あとはどうとでもなれ が、この時のボクの心境。
淀川サイクリングロードを経由して鞍馬まで行くのは遠回りなので、R1を走って枚方〜八幡〜京都市内を縦断。
堀川通りから路地を入った、住宅地の中にあるパン屋さん。近所の人達が寝間着みたいなので買いにくる中、ひとりだけサイクルジャージは流石に浮いていました。
ハムロールとウインナードッグ買ったけど、写真撮り忘れ。サコッシュに入れて花脊峠の頂上で食べようと思っていたのに、見事に持ってくるのを忘れたので、無理矢理 胃袋に仕舞いこむ。だから痩せないのだ。
再び堀川通りを走って賀茂川沿いに出て、上賀茂神社を横目に走り、
貴船との分岐点を過ぎて、くらま温泉に。ここが花脊峠ヒルクライムのスタート地点。
距離 5.8km
標高差 504m
平均勾配 8.6%
最高斜度 15%超
序盤は緩斜面、そして後半から10%超の勾配が延々と続く峠道。せめて百井の別れまでは軽快に飛ばしていきたい と思うも、徐々にキツくなる勾配に閉口しながらも必死になって漕ぎ続ける。
心を無にして登る。
最近悟った境地も、この峠の前には脆くも崩れ去っていく。ゴールはまだか、百井の別れはまだか! と、無の境地は何処へ。
そして遂に百井の別れへ。ここは以前大原から鞍馬まで前ヶ畑峠・百井峠越えをした時にたどり着いた場所。苦い思い出しかないが、ここまではダウンヒルとはいえ一度は走ったとこがある道。
ここからは未踏の地で、頂上まではまだ2km近くもある。百井の別れを過ぎたら つづら折れが延々と続き、それもまたつづら折りなのに勾配が強い。登っても登っても頂上は見えてこず、更にはあまりの急勾配に遂に時速は一桁台にまで落ち込む。ここまできたらペダルを回すというよりも、力の限りペダルを踏んで登る が正確な表現だろう。
そしてここが最後のヘアピン。ここから頂上まではほぼ直線路。激勾配だけど。加速しようにも脚が動かないが、自分に檄を飛ばしながらなんとか登る。
そしてやっと見えたゴールの看板。なんとか脚はつかなかったけど、無茶苦茶シンドかった。やはり400番台の国道は酷道でした。
ボクにとっては六甲の逆瀬川ルートよりも体感的にキツく感じました。やはり体重があるので勾配が強くなる、言いかえれば10%超になると途端にスピードが出なくなります。
軽量化のために朝食から炭水化物を抜き出してから(ライド時のパンは別です)1ヶ月以上経つけど、全然数値に現れてこない。家内に言わせると、夜も抜かなきゃ!ですが、そうしたら食べる楽しみがなくなるので、それは見送っています。
頂上で暫く休憩したら、来た道を戻ることに。
元々の計画では、この先 裏花脊峠を下って ウッディー京北まで走り、そこからは るり渓へ向かう予定だったけど花脊峠で完全に脚を使い切ったので急遽取りやめ。走ったらきっと茨木の山奥で遭難するに違いないから。
ダーッと下っていたら前方からチャイムと共に路線バスがやってきました。こんな峠道を路線バスが走行していることに驚きを覚えます。しかしヒルクライム中に狭い場所で出くわすと避けようがないですね。
路線バスのためにも地元の人のためにも花脊峠トンネルができるといいのですが。
でもボクらローディーには関係ない話だけどね。
くらま温泉を過ぎて鞍馬寺。写真撮影が難しいアングルです。
駅前では天狗と共に撮影。みかんちゃんブログに書かれていたパン屋のワゴンは見当たらず。9時では早すぎたか。
ついでに貴船にも立ち寄りました。
目的はこれ。自転車のお守り入手しました。
チャリ部。のタメさん達が購入していたのを見て、ボクも欲しくなったからです。チャリ部。御用達ですな。
取り付けたらこんな感じ。シートポストが細いので、少しぶかぶか。
貴船からは再びR1をズバッと走って帰宅。
なんとか午前中には帰宅できましたが、家内に知れてお目玉。酷道はええけど国道は危ない!だって。
走行距離 106km。獲得標高 1082m。
ほとんどが平地だったので、シンドい思いをした割には標高が稼げていませんでした。
さて、アテにならないTSSですが、話のネタに晒しておくと 758TSSでした 笑。