9月の末ごろくらいかな。

店で机の下を掃き掃除していたら誰かがこぼした飴玉を見つけた。

床に落ちていた飴は、粘っちょりしていてその周りに5~6匹の蟻がたかってた。

発見が早かったから、蟻もまだ数匹だったけど、そのままだったら、どれだけの蟻がたかっていたのだろう?

そう思った俺は!

蟻も冬を乗り切るためにがんばって日夜働いている。

そうだ!蟻にご褒美をあげよう。

ご褒美と言うよりちょっとした俺の実験もかねて!

そう思って俺は床に落ちていた飴を片付けると店に置いてあるグラニュー糖を持ち出して店の外に出た。

そして、そのグラニュー糖を柱の端のコンクリートの所に小さな山が出来るくらい盛り付けてやった。

知らない人が見れば清めの塩だと思うだろうけどこれは砂糖だ!

さてここから!

この白い砂糖の山は何日間で蟻に発見されて蟻の巣に持って行かれるのだろう?


そんな事を思いながら毎日、花に水をあげるついでに観察してたんです。


すると次の日には2~3匹の蟻が!偵察隊やろか?


そして、その翌日!少し増えた。

ぱっと見ただけでは白い山には蟻は数匹しかいない。

でも5匹~10匹くらいの蟻が白い砂糖の山をまばらに集っていてその麓からは、どこか遠くの方へ一本の列が出来ている。

蟻の行列が出来ている!


これだけの大群だから次の日にはかなりの砂糖が無くなるんだろうなと期待!


でもその次の日も同じように白い山には数匹の蟻がいるだけで行列も砂糖を運んでいるようには見えない。

前日とそれほど変わらない。


その次の日も同じで行列はあるけど砂糖の白い山は崩れず変わらず減ったようにも見えない。


その次の日も・・・


その次の日も・・・


蟻は居るけど全然白い山には変化なし。


こいつらやる気あるんか!


これだけ居るのになんでもっと大群で砂糖を運んで行かへんのや!


しかも夜になると行列どころか蟻も居なくなってるし。

蟻って夜は働かへんの?


結局、蟻は行列を作りながらも白い山のまわりをうろうろするだけで何も変化がないそんな日が続いた。



しかし!起こったんです!


昨日の朝です。


白い山は見事に真っ黒になっていて白い部分が全く見えないほどの蟻が!多分、見たら気持ち悪いって思う人も居るはず!


しかも行列も、この前まで見ていた行列より太く本当にめっちゃ凄い大群!


そして、その山は2時間ほどで綺麗に無くなってました。


何でいきなり?今日なん?


色んな疑問があったけど、その日は昼から久しぶりの雨が!

しかも夜には嵐と思うくらいの大豪雨。


考えすぎ?

これって、蟻と何か関係があるのか?

蟻は、それを予測して雨で砂糖の山が流されないうちに昼までに全ての砂糖を運びこんだのか?

これがほんとの虫の知らせってやつなん?


今、思えば何で観察するのに写真を一枚もとらへんだんやろ~とも思った。