GW最終の3日間を使って高野山に行ってきました。

東京で僧侶をしている大学時代の友人から『瞑想会』のお誘いがあり、彼の実家の寺で少しだけ「修行」してきました。

そこには4名の先客。全て女子。
外国人の女性もいて、職業もバラバラ。

基本、いままでの人生へのアプローチが「仕事人間」になってしまっていた私も、違う価値観の人たちと交流することで非常に刺激を受けました恋の矢

例えば、地震や原発事故に対する世間の対応について。

もちろん、東京に住む人たちとは緊迫感が違うのでしょうが、「なぜみんな『10時間もかけて会社に行くのか?』おかしい・・・

冷静に考えてみればその通りだが、もし当事者であれば私も「今日は会社に行きません!」と、言わなかったかもしれない。

これは会社が悪いとかそういうことではなく、いかに日本人が思考停止で平和ボケしているかの証明かと思う。あるいは会社への依存、自立心の欠如。

「クビになったら生活が・・・」「家族が・・・」

誰しもそんなことは考える。

だが経済的依存よりも、精神的依存のほうがむしろ恐ろしい。

なぜなら、イザというときになったら自立心のある人間じゃないとむしろ生き延びられないから。

オーストラリアやインドでヒッピー生活をしていた彼や、戦争のためイランやギリシャなどを幼少期に渡り歩いてきた外国人女性、またフリーランスのイラストレーターの方など、みんな他人に振り回されずに「生きていくスベ」を身に付けていました。

気がつけば「思考停止」に陥っていたかもしれない自分が、おぞましくなりました。

(つづく)