1969年3月15日の全米トップ10 | BEST HITS USA

1969年3月15日の全米トップ10

① トミー・ロウ/デイジー

  TOMMY ROE /DIZZY


dizzyってめまいっていう意味ですが

とびっきりステキな女の子に恋いてしまいめまいを起こして

彼女のこと以外なんにも考えられないという歌詞もメロディも典型的なバブルガム・ヒット

トミー・ロウは英国公演ではビートルズが前座だったということで60年代前半からスターだった人で

この歌の時には27歳、いい大人が歌う歌でもないという気もします

ただバブル・ガムっていうのは業界の大人たちのプロダクションで作られていたブームですから

アリなんでしょうけど


 
Tommy Roe 

Greatest Hits


② C.C.R./プラウド・メアリー

  C.C.R. / PROUD MARY

スライが落ちた時点で1位をとるべきなのですが・・・ やはり万年2位ですね


Creedence Clearwater Revival Bayou Country


③ スライ&ザ・ファミリー・ストーン/エブリデイ・ピープル

  SLY&THE FAMILY STONE / EVERYDAY PEOPLE


ついに落っこちてしまいましたね

69年というとウッドストックの翌年でスライのような先鋭的な音楽が盛り上がっているというイメージですが

(たしかにそういう流れもあるのでしょうが)

①④⑤⑥⑧⑩といったバブルガムやソフトなものがメインストリームだったんでしょうね


   スライ&ザ・ファミリー・ストーン スタンド!

④ ファウンデイションズ/恋の乾草

  THE FOUNDATIONS / BULID ME UP BUTTERCUP

Foundations Build Me Up Buttercup


⑤ クラシックス・フォー/トレーセス(恋の足あと)
  CLASSICS Ⅳ / TRACES
なんとも歌謡曲っぽいこの曲を歌うクラシックスⅣは奇しくも今週1位のトミー・ロウのバック・バンド出身
ボーカルのデニス・ヨーストねずみ男みたいですね


   Classics IV            Atmospherics 1966-1975 : A Complete Career Collection


⑥ トミー・ジェームス&ザ・ションデルズ/クリムゾンとクローバー

   TOMMY JAMES&THE SHONDELLS / CRIMSON AND CLOVER


Tommy James & the Shondells iCrimson & Clover


⑦ ディオンヌ・ワーウィック/ジス・ガール

  DIONNE WARWICK / THIS GIRL IN LOVE WITH YOU


   Dionne Warwick

Promises, Promises/I'll Never Fall in Love Again



⑧ 1910フルーツガム・カンパニー/インディアン・ギヴァー

   1910FRUITGUM CO / INDIAN GIVER

1910 Fruitgum Company
Golden Classics


⑨ ゾンビーズ/ふたりのシーズン
   ZMBIES / TIME OF THE SEASON

ゾンビーズけっこう好きなバンドなんですけど

この曲が録音されたのは67年でその後まもなくバンドは解散

大ヒットとなったこのタイミングではバンドはすでに無し、もし67年にヒットしていればなぁ

映像見ると再結成して頑張ってるみたいですね


ザ・ゾンビ-ズ オデッセイ・アンド・オーラクル

⑩ ジェイ&ジ・アメリカンズ/ディス・マジックモーメント

  JAY & THE AMERCANS / THIS MAGIC MOMENT


Jay & the Americans

Sands of Time/Wax Museum



初登場最高位

54位 ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス &ザ・テンプテーションズ/アイル・トライ・サムシング・ニュー
    DIANA ROSS&THE SUPREMES&THE TEMPTATIONS / I'LL TRY SOMETHING NEW

  ダイアナ・ロス&シュープリームス ダイアナ・ロス&シュープリームスとテンプテーションズ(紙ジャケット仕様)

最大上昇曲

89位→37位 フィフス・ディメンション/輝く星座(アクエリアス)

          FIFTH DIMENTION / AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN


ヒッピー・ムーヴメントの生んだミュージカル「ヘアー」の中の代表曲を5thディメンションがカバーし大ヒット

たしかグラミー賞もとっているはず


The 5th Dimension The Age of Aquarius


彼らは黒人グループながら白人ソングライターの曲を積極的に取り上げヒットさせます

最初のヒットがママス&パパスの「Go Where You Wanna Go」だったこともあり

”黒いママス&パパス”と呼ばれたりしました

 

Fifth Dimension Hits Medley - 1971 TV Special


Aquarius/Let the Sunshin in /One Less Bell to Answer /Stoned Soul Picnic

/Wedding Bell Blues /Up, Up, and Away


  


The 5th Dimension-Up up and away

ジミー・ウェッブにとってもブレイクのきっかけとなった67年のヒット
「カリフォルニア・ドリーミン」とならぶヒッピーたちのアンセムですね

    The 5th Dimension
Up, Up and Away

Marilyn McCoo Billy Davis Jr -. You Don't Have To Be A Star(星空の二人)


メンバー内で結婚というのもママス&パパスみたいですね

グループを抜けたマリリン・マックーとビリー・ディヴィスJrが歌う「星空の二人」、名曲です

マリリン美しいですね(元モデルらしいですね)


Marilyn McCoo & Billy Davis Jr.

I Hope We Get to Love in Time