彼女とのお別れ-ほんとは別れたくないけど。。 | 33歳で肺がんになった関西サラリーマンの闘病記

彼女とのお別れ-ほんとは別れたくないけど。。

さっきまで約6年間つきあってきた彼女と一緒でした。泣きました。


3月26日の余命宣告のあと、

彼女に「俺、もうだめかも。早く会いたい」という

悲痛なメールを送ってから、今日(4月3日)会うことになっていた。


16:00に彼女が買ったばかりの車で迎えに来てくれた。

夕食前に彼女が「スターバックスにでも行こう」ということで

スターバックスに入って、満席だったので

スターバックスラテ(ホット)とイングリッシュティー(ホット)を

テイクアウトして車のなかで飲み始めました。


彼女が「3月26日に何があったの?」と一言。

俺は正直に「体に水が溜まって、また肝臓にも転移してて悪くなっている」と

いう状況を説明した。

そして「会社を休職して、地元に帰って地元の病院で治療を受けることに決めた」ことも説明した。


彼女は、「今日はお別れの日になるんだろうな」ということは

うすうす気づいてたらしい。

俺が地元に帰る状況になったら、彼女は「別れる」と前から言っていたので

お別れの日になることはもちろん覚悟していた。


俺は、治療に専念するため地元に帰らざるを得ないこと。

彼女は、俺と別れて、彼女の新しい道にすすむべきこと。

この2つの道が2人のベストな選択であることが頭でわかっていても

心では受け止められない。

彼女と最後まで一緒にいたい感情は正直強い。


今日で別れなければいけないことも頭では分かっていても、実感が全くない。


スターバックスの駐車場で2時間半、お互い泣いてました。

     

      次のことは、彼女にはっきりと伝えられてよかった。

      1.彼女と6年間一緒にいてとても楽しかったこと。

        人生で彼女といた時間が一番楽しかったこと。


        いろんなところに旅行に行って美味しい料理を食べたね。

         北海道、沖縄、和歌山、淡路島、有馬、天橋立、造幣局の花見


        いろんなところで買い物したね。

         俺には服や靴やネクタイや空気清浄機とか

         いっぱいプレゼントしてくれたね。

         俺は、指輪や財布をプレゼントしたね。


      2.「2006年11月のがん告知、手術後も

        あきらめずに付き合ってくれて支えてくれてありがとう」

        という感謝の言葉を伝えられたこと。



18:30 彼女は、「夕食を一緒に食べるのも辛い」ということでしたが

      やっぱり一緒に

      その後、いきつけのパスタ屋さんで夕食。

      彼女も俺もずっと涙目。


20:30 俺の車が止めてある駐車場に彼女の車を止めてお話。

      別れるのが辛すぎて離れられない。

      手は握ったまま。

      

      次のことは、彼女に、はっきりと伝えられてよかった。

      1.彼女とは大好きなまま別れざるを得ないこと。


      2.彼女をずっと大好きなまま最後まで治療を頑張ること。


      3.お互いベストな選択をしたこと。


      4.来世も彼女と会いたいこと。


      彼女に聞けて安心したこと

      1.俺と6年間一緒にいて楽しかったこと。


      2.俺が元気になってプロポーズしていたら、「OK」だったこと。



22:00 車の中で、彼女を抱きしめて、彼女とフレンチキスをした。

      彼女のいつものシャンプーのいい香りがした。


      いよいよお別れ。

      彼女の「頑張って」という励ましに、俺は「うん、頑張る」と

      答えて、彼女の車を降りました。


      俺は悲しいので「もう振り向かないから」と言って

      彼女の元を去りました。


      

これが俺と彼女のお別れです。俺はまだ未練たっぷりです。


しばらくの間は、実感が沸かず、現実を受け止められないでしょう。