
齢を重ねるにつれ、色々なところが
ポンコツになるわけで。
パンツが濡れるたび
息子を思い出すのです。
フリーハンドでも
キレッキレな
息子の勇姿を
再び見たい。
意志が硬い息子。
なんでも突き通す息子。
萎える事のない集中力がある息子。
そして
雫すら弾き飛ばすキレのある息子。
・・・・自慢の息子でした。
いつからか
はっきりとは覚えていない。
春の訪れ
息子も雪のように
自然にいなくなってしまった。
もしも
願いが叶うなら
もう一度
息子に会いたい。
会ってその頬に手をやり
『おかえり』
と、優しく囁きたい。
昔
愚息と罵った事を謝りたい。
失われた時間の溝を
ゆっくりと
ゆっくりと
埋めていきたい。
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