コロナの影響で活動を自粛していた

営業マンが、自宅で電話営業を

していました。

 

椅子に座りながら話をしたのですが、

なんだかしっくりしません。

 

試しに立って電話をしたところ、

違和感が無くなったそうです。

 

それ以来、彼は家で営業電話を

かける時は、立ちながらする

ようになりました。

 

本人は、

 

“自分は変わっているのかな?”

 

と思っていたようですが、

実はそんなことはありません。

 

テレアポは、目の前にお客様が

いる時と同じように話をする

というのが基本です。

 

テレアポの実験で、普通に電話で

アポイントを取った場合と、

笑顔を意識し、相づちを打ちながら

話をした場合とでは、後者の方が

良い結果が得られるという

データがあります。

 

そうです、表情や姿勢などは

相手に伝わるのです!

 

という訳で、立って電話を

している彼は、自然にそれを

やっていたという事になります。

 

その彼は、周りの目を気にしない

真っすぐな奴なのですが、

「子ども心を忘れていない」部分が

以前から素晴らしいと思っていました。

 

私が思う「子ども心を忘れない」とは、

下記の2つから成り立ちます。

 

・素直な心

 

・疑問に思う心

 

子どもは、見たまま感じたままを、

素直に表現します。

 

そして、

 

「どうして空は青いの?」

 

とか

 

「ドラゴンはどこにいるの?」

 

など大人が回答に困るようなことを

疑問に感じます。

 

しかし、学校教育を受け、その後は

会社で常識とされているものを

叩き込まれると、型にハマった人間が

できあがってしまいます。

 

型にハマった人間は、疑問や不便に

思ったこともスルーしてしまい、

教えられた大人の常識で

判断するケースが多いと思います。

 

真面目で一生懸命なタイプほど、

その傾向は強いですね。

 

不便や不自由な状況を脱するために

知恵を絞ることが新しいことを

生み出す原動力になるのです。

 

このような現代にあっても、

イノベーションを起こして、

世の中を牽引していくのは、

「子ども心」を忘れないタイプだと

思うのです。

 

いつまでも「子ども心」を忘れないように

意識して生きていきたいものです。