【私たちにできること】@東北
応援ありがとうございます
週末は、東北は名取市、閖上(ゆりあげ)の仮設住宅で
東京ピースライオンズクラブにて、
クリスマスリース作りに行って参りました。
土曜日は、美田園第1仮設住宅の集会所、
日曜日は箱塚桜仮設住宅の2か所の
集会所にお邪魔しました。
フラワーデザイナー香田幸子先生がメンバーで、
その関係から花材をご提供頂き、
先生のご指導のもと、たくさんの皆様の笑顔に出逢いました。
名取市閖上の市場の前でお寿司屋さんを経営して
いましたが、やっとお寿司屋さんを再開できる
ことになったという大将のお店でお昼を頂き、お話を
お聞きしました。
震災後、職を失い、生きていくために、今までしたこと
がなかった力仕事、土木作業をしていましたが、
1年前ぐらいに、プレハブですが、やっと、お寿司屋さん
を再開できることになったそうです。
「力仕事はつらくて、つらくて・・・大変だった。失業者が
たくさんいるんだ・・」と。
また、いつも合掌させて頂く日和山で、黙祷をささげました。
一本だけ残った松の木。いつもより元気に
力強く見えました。たくさんの人がいらしてくださるからです。
クリスマスリース作りでは、
4年生の男の子が、待ち時間に、サンタの絵の塗り絵を
していたら、全部「赤色」にぬりつぶしていました。
「赤が好きなの?」
「黒」と。
その絵の上には「血」と、
下には「つなみ・・・・死」とかいてありました。
涙がぐっと込み上げ、コトバを失いましたが、
少年は、おやつも頂き、ふつうの少年と同じように
サッカーを楽しんでしました。
帰るとき、私たちのバスに向かって、
手を振ってくれた少年。
また、黙々と、静かにクリスマスリースを作り、
センスも良く、素晴らしい女の子がいました。
帰る時、「凄い、上手だね。また来るね!」
そして、バスに乗るとき、涙をためながら、バイバイ・・と。
まだまだ、震災の傷は消えていないのです。
心な中で・・・・頑張って!と叫びました。
そして、仮設の方が
「部屋帰ったら、泣いたり、不安になるけど、こうやって来てくれる人たちのために、今を楽しく過ごすんだ!」と。
最後の会長挨拶をさせて頂き、
「私たちは、忘れていないよ!」
と、思わず言いました。
一時のイベントや騒ぎのようになってはいけない。
ひとときの事かもしれない。
でも、応援しているよ。忘れてないよ。そんな気持ちを
伝えに行くことは、大切なことだと、
あらためて、思う2日間でした。
いろんな不安や、恐怖がまだ消えない方々がほとんどなんですから。
東京ピースライオンズクラブの仲間は、
奉仕活動、社会貢献を、できることをできるだけ・・・
そんな気持ちの仲間たちです。
そして、いつもありがとう。
「気づき」と「学び」を
与えてくれる東北。
そして同じ志の素晴らしい仲間たちの力に
「感謝」 の気持ちで帰京しました。