帰国子女のための医学部受験マニュアル

帰国子女のための医学部受験マニュアル

帰国子女枠で日本の医学部を目指す海外在住の高校生親子への情報ブログ。
実際に帰国子女枠で旧帝大医学部合格を果たしている私自身が
高校・予備校での過ごし方や勉強法について綴っていきます。

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更新が途絶えてしまいました。

先日の第一弾の動画に引き続き、第二弾が出ましたのでお知らせします。

 

 

 

帰国子女枠で医学部を目指す皆さんが現地で行うべきこと。

動画内でも一通り説明していますが、話していない内容も含めてここにまとめておきます。

 

日本の医学部に帰国枠で挑むために、現地校に通われている皆さんは以下の3点を必ず守ってください。

 

①現地で最高レベルの理数系の科目を取る

②TOEFL, SATは現地で済ませる(日本では受けない)

③滑り止めの確保をする(日本の非医学部、もしくは欧米の大学)

 

一つ一つ説明していきます。

 

①現地で最高レベルの理数系の科目を取る

動画でも述べた通り、欧米の数学は日本と比べてかなり簡単です。

ですが、それは「欧米数学が日本より劣っている」のではありません。

数学に限ったことではないですが「基礎力」をシッカリ身につけないと、入試問題では撃沈します。

数学の基礎力は、言い換えると「イメージ力」なのです。

 

微積分、ベクトル、確率、どれも「イメージ」が出来上がってないと基礎力が身に付きません。

日本の高校の数学で挫折者が多いのは「イメージ力があまり鍛えられないから」だと思っています。

難解な数学の問題を解いて解法パターンを暗記、なんてことばかりやってたらそりゃ挫折しますよ。

 

欧米の数学は基本的な公式や定理を利用して何ができるかを重視します。

 

そうやって、イメージを掴み、基礎力を鍛えるのに、欧米式数学は打ってつけなのです。

 

アメリカ式の高校にいる方、理系科目のAPを取ってください。

イギリス式の高校にいる方、理系科目のA-levelを取ってください。

IB式の高校にいる方、理系科目のHLクラスを取ってください。

 

 

②TOEFL, SATは現地で済ませる(日本では受けない)

日本に帰国したら、気持ちを切り替えて、日本の大学受験に準じた勉強を開始しなければなりません。

TOEFLもSATも、現地に住んでいる間(英語漬けになっている間)に済ませないと、

 

帰国後は、点数が下がることはあっても上がることはありません。

 

更に、これらの試験を日本で受け続けると言うことは、

 

日本の大学受験勉強の時間が大幅に削られる

 

ことも意味します。2つの意味でデメリットしかありません。

 

現地で思う通りの点数が取れず、帰国後もTOEFL, SATを受け続けている同級生がいましたが、

彼は全ての医学部に落ちるどころか、私立大学も全滅していました。当然の結果です。

 

TOEFL 100, SAT 1300が目標ではありますが、現地で到達できなかったのであれば、

それは「自分の実力なのだ」とあきらめて認めましょう。

 

動画でも言っています通り、これらが「足切り絶対ライン」ではありませんから。

現に私はSAT 1240でも医学部(それも旧帝大)に合格しています。

 

 

③滑り止めの確保をする(日本の非医学部、もしくは欧米の大学)

帰国枠での医学部受験は超狭き門です。

帰国枠を設置している大学は15校程度(日程的に受けられる数はもう少し少ない)ですが、

受けた大学全て落ちることは決して珍しいことではありません。

 

もしも全滅した時のための受け皿

 

は常に念頭におきましょう。

私の同級生でイギリスのケンブリッジ大学に籍をおいて東大理1に入った人がいました。

別の同級生でアメリカのUC Berkleyに籍をおいて医学部受験していた人もいました。

 

私自身は早稲田と慶應の理工学部(受験時期が比較的早期)に合格できたので、

とっとと「安心料」として入学金を慶應の方に収め、籍を確保していました。

 

ちなみに、早慶はじめ私立大学の理工学部に籍を置くには、大学受験理科2科目を

物理・化学にする必要がありますので、その点だけご注意ください。

生物・化学だと理工学部受験はできません(医学部受験なら問題ないです)。

 

 

 

 

現在、海外の高校に通われている皆さん、そしてその親御さん。

以上の3つの重要性、おお分かりいただけましたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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初めまして。当ブログ管理人のTootsie Rollです。

帰国子女枠で日本の医学部を目指す海外在住の高校生親子への情報ブログを立ち上げました。


【私の経歴】

私は、中学2年生~高校3年生までの5年2か月をシンガポールで過ごしていました。
Singapore American Schoolで高校生活を満喫した後、

旧帝大を含む3つの国立大学の医学部に合格を果たしました。
(早稲田大学・慶應義塾大学の理工学部にも合格)

卒後、大学病院、都立病院、国立病院を経て某内科の専門医取得。
東京大学の公衆衛生大学院を卒業(次席)後、疫学研究をしています。

 

そんな実体験を持つ私からだからこそ提供できる情報があると考え、当ブログ設置に踏み切りました。

今後、ブログ記事を通して、帰国子女枠で日本の医学部を目指す皆さんが


帰国前・帰国後にすべき学生生活・勉強法

について日々綴っていきます。

 

また、先日、医学部受験の教育系YouTuberさんの動画に出演機会を頂きました。

帰国子女で旧帝大医学部への合格を果たした人間の生の声はここでしか聞けません。

 

 

 

最後にもう一つ、東京大学公衆衛生大学院の受験ブログもやっています。

医学部卒後に社会医学の世界に興味のある皆さんは是非ともご参考ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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