奈良と云えば何といっても奈良公園を一番に思い浮かべる程の場所ではありますが、今回はそれ以外でお勧めの撮影地をご紹介いたします。

 

 

 

今回は先ず

 

  約1300年前の

      奈良時代に日本の首都として

          唐(中国)の長安をモデルに

              造成されたと云われる

        

         平城京址   

 

                                      をご紹介いたします。

 

広さは約2500ヘクタールと云う広大で少しづつ整備が進められています。

 

奈良は京都と同様に周囲を山に囲まれた盆地にあって冬場には朝霧や朝もやが発生する事でも知られています。

 

2009年3月に狙っていた朝霧の発生が期待できる日を選んでの撮影行となりました。

 

現地の駐車場に車を停めたのは午前4時50分頃でした。

 

予想通りの深い霧の朝となって15mくらい先はぼんやりとしか見えなくて誰も居ない園内をカメラ機材をもって歩き回り最初の1枚は日の出前の5時26分に撮影した下の1枚でした。

 

 

6時15分の日の出の時間が過ぎて空に青空が見え始めた頃に芽吹き始めた柳の木を主役にぼんやりと霞む明かりを見つけて撮影したのがこの1枚でした。

 

 

日の出時刻から約1時間も過ぎているのにまだ周りはぼんやりと霧に包まれていて濃霧に霞む朝日を脇役にして撮ったのがこの1枚です。

 

 

この1枚は朱雀門のひさしと霞む朝日を捉えたものです。

 

 

 

 

 

 

次は2009年5月10日に撮影したものですが、薬師寺の東塔が解体修理の為にこの先10年程修理用の囲いに覆われる事を知りそれまでに

 

   薬師寺の東塔と西塔

 

の並び立つ姿を夕景の中に捉えたいと急遽出掛けたのですが生憎雲が少し多めに現れて私のイメージ通りとはならなかったのですが、それはそれで思い出に残る1枚となりました。

 

 

次は法隆寺で名高い

 

   斑鳩の里にある法起寺  

 

                    ですが、ここも矢張り夕景狙いの撮影地になります。

 

撮影は2009年10月20日です。

現地について夕景の撮影場所をこの日の夕日位置を考えて探していて秋らしい丁度いい前景を見つけたので何枚かを撮影して夕日の時間を待っていましたがこの時は青空に薄い雲のベールが掛かっていていい形の雲が現れてくれる事だけを願っていました。

 

 

 

生駒山の端に太陽が掛かり始めた頃から雲が次から次へと現れてきて時間の経過と共に空は茜色に染まり始めて素晴らしい斑鳩の里の夕景が展開して行きました。

 

 

 

 

その時にお寺の鐘の音が鳴っていたかどうかは今となっては記憶にありませんがいい夕暮れでいつまでも思い出に残る1枚となりました。(笑い ! )

 

次にご紹介するのは、

     信貴山 朝護孫子寺の紅葉

                                             です。

 

 

ここには何度か出掛けた事がありますがいつも紅葉の時期でありました。

京都の寺院では殆んどが三脚の使用が禁止されていますがこちらの寺院では三脚を使用が許されています。

 

とは云えども参詣者の多い時には周囲に迷惑を掛けない様に十分な注意が必要な事は云うまでもありません。


 

 

 

 

 

紅葉の名所は新緑の季節にもいい撮影地になるのでお出掛けになる事をお勧め致します。

 

 

 

次回も今回に引き続いて奈良周辺の撮影地を撮影での失敗談を交えてご紹介いたします。