二年になり学校に慣れきっていた
この頃になると私も服装は乱れていて、校則では帽子着帽、学生服は詰襟でカラーをつけること、長さも基準があったような気がする、中はワイシャツ、ズボンは折り返し、そんな決まりがあった
私は帽子無し、詰襟のカラー無し、学生服の中、Tシャツもしくはトレーナー、ズボンはストレート、そんないでたちで通学していた
一学期がスタートした当時は、退学者が数人出たので、多少のざわつきもあったが、直ぐに落ち着きを取り戻し、相変わらずツッパリ君たちは元気がよく見えた
しかし、この連中にも悩みは有ったようで、内心はかなり深刻な問題を抱えていたのだ
その殆どは家庭にあった、変わったところでは、両親が教師で、厳格に管理されその反発で崩れてしまったような奴もいた
体育の時間になると、私は以前より更にむきになっていた
退学していった友人のことをいつも意識していたからだと思う、本当ならそこにいるはずの人間が今はもういないそんな気持ちもありひたすら走り通した、少し空しさも覚えていたようだ
学内では一学期中それほど変化はなかったと思う
通学では相変わらず他校のツッパリ君たちには悩まされていた
日暮里、王子、十条、この辺が特にいけなかった
連中からするとこれはゲームだったのだろうが、目をつけられたものからするとたまったものではない、毎日目立たないように顔をあげない、乗り込む電車を変える、など、あの手この手で工夫しなければならない
見つかると逃げるか一戦交えるかそんな状態だった、私にとってはこれがこの時の一番の面倒な問題だった
夏休みも近づくと又旅行の提案が持ち上がってきた
去年の反省で今度は民宿を利用しようということになって計画が進んだ、メンバーはまったく違っていたが
同じクラブの相棒は一緒であった