高校入学と3度目になる引越しは同時ぐらいだったと思う

おそらく、経済的な理由もあったと思うが

母は小さい店舗を借り焼肉屋を営む事になり引っ越す事になった


父は器用な方で、自分で休みの日を利用して、店舗の改装をしていた事を記憶している

営業が始まり私も手伝わされたのだが、それが御燗の番

生まれて初めて酒の冠をしたのだが、上ってくる蒸気で気持ちが悪くなって

殆ど役に立たなかった


まつたく、新しい環境でのスタートとなった高校生活

通学も電車通学となり、なんと1時間半もかけて学校に行く事となった


いよいよ、入学式

私の行く事に成った学校は伝統のある、男子校

電車をおりて、バスに乗り換え30分ほどだったと思うが

そのバスに乗り込むときから雰囲気が変わった


バスの最後部には、3年生が、大また開きでドカンと座り

それに、誰もなにも言わなかった


学校につき、教室では、新しいクラスメートが顔を揃えていたが

まだまだ、中学校の延長であどけない様子

時間が来ると、体育館で入学式が始まった


この式典が終わるまでは、どこも代わり映えのしない行事であったろう

一通り終わると、先生方が体育館から退場し、それまで飽いていた扉がすべて閉められ、壇上に応援団が、竹刀を持ちずらっと並んだ、異様な光景に新入生は、圧倒されてしまった事は言うまでもない

何が始まるのかと不安な中、応援歌と校歌の練習に移った


全体で一通り流したあと、クラスごと、声が小さければ帰してもらえず、納得のいくまで歌わされ、一クラスづつ返すといった具合で、私のクラスの番になると、声が小さいという事で、もう一度やり直しの組であった


何と気がつくと、一クラス、最後のクラスとなったのだ、何度もやり直し、声が小さいといいやり直し、声が大きいといえばふてくされてるとやり直し、しかも、竹刀で小突かれながら、何とか勘弁してもらう頃、先輩諸氏から提案があった「応援部に入れ」であった

これが、入学初日


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最後のバンカラ篇の学校みたいな所でした

高校生活が不安でしたね


後で聞かされたんですが、新入生で一番元気の良いクラスだったようです