普段もちなれないお金をもつと、いきなり贅沢になる
人のものをいつも羨ましく見ていた物を、一気に買ってしまうのである
といっても覚えている物は少ない、銀球鉄砲、音の出る鉄砲
当時はテレビでも、西部劇かチャンバラがはやっていたせいだと思う
そしてもう一つの贅沢は一年に一度友達と行く映画
映画館の前には、一軒しかないお好み焼きとたこ焼きを売る店があった
是が又楽しみだった、お好み焼きは広島風で、鰹節は粉上のものを使っていた
焼いてもらって、半分に折り、新聞紙にそのまま食べれるように包んでくれた
たこ焼きも少し変わっていて、今まで此処以外に食べた事も見た事もない
たこ焼き自体は変わりないのだが、最後に粉の鰹節にまぶして仕上がりになる
是が中々おいしくて楽しみであった、この味は今でも忘れない
それをもって映画館に入る
今も活躍する、黄門様の映画
といっても、水戸黄門ではなく、水戸黄門役の里見浩太郎の映画ということだが
日活、東映の全盛期で
題名は黄金孔雀城、妖術か忍術か手で蔭をきると消える
子供心に是が不思議でならなかった
共演者には、山城しんご、河原崎長一郎、などがいた
終わった後その日一日は幸せの絶頂であったと思う